Vektor Passportってどんなことができるの?
作成したデモサイトを見てみたい…
ユーザーの口コミをチェックしたい…
そんな悩みを解決します。
Vektor Passport(ベクトルパスポート)は、無料WorPressテーマLightningを開発しているベクトルの製品パックです。実際にVektor Passportを購入してみましたので、レビューしていきます。
Vektor Passport(ベクトルパスポート)って何?
Vektor PassportはWordPressテーマ「Lightning」の開発会社が提供しているサービスです。Vektor Passportを簡単に説明すると、Lightningをパワーアップさせるパッケージ的な存在です。
Lightningユーザーであれば、「Lightning G3」や「Lightning G3 Pro Unit」といった名前を聞いたことがあるかもしれませんね?以前は独立したプロダクトでしたが、現在はVektor Passportに含まれています。
基本情報
商品名 | Vektor Passport(読み方:ベクトルパスポート) |
販売事業者 | 株式会社ベクトル |
リリース日 | 2022年11月24日 |
料金システム | サブスク |
販売ページ | 公式サイト |
Vektor Passportを使ったデモサイト
Vektor Passportを利用してデモサイトを作ってみました。
デモサイトはプラグインやCSSなどを追加してオシャレにカスタマイズしてみました!
Vektor Passportに含まれるサービスの一覧
Vektor Passportで利用できるサービスの一覧です。
一覧
サービス | 説明 |
---|---|
VK Blocks Pro | ブロックエディターで利用できるカスタムブロック。 |
Lightning G3 Pro Unit | Lightningを「これでもか!」とオシャレにデザインする拡張プラグインです。 |
プレミアムパターンライブラリ | コピペできるデザインパターンを利用できる。 |
サポート | サポートフォーラムで質問を投稿できる。 |
詳しく解説します。
VK Blocks Pro
VK Block Proはプラグインとして配布されています。有効化すると、ブロックエディター上でカスタムブロックが使えるようになります。
カスタムブロックの一例
ブロック名 | 機能 |
---|---|
投稿リスト | 投稿記事を固定ページの好きな場所に表示することができるブロック。 トップページなどに、お知らせ、スタッフブログなどを自動的に表示させるといったケースで利用する必須ブロック。 |
Outer | レイアウト系ブロック。ブラウザの横幅いっぱいにレイアウトエリアを拡張し、背景に画像を設置するといった使い方ができる。 |
アニメーション | その名の通り、ブロックにアニメーション機能を付けることができるブロック。 |
その他のカスタムブロックは公式ページをご覧ください。
Lightning G3 Pro Unit
プレミアムパターンライブラリ
パターンライブラリは、コピペできるデザインを配布しているサイトのことです。例えば工務店サイトを作りたいユーザー向けに、「家づくりの流れ」ページを作るデザインなどが用意されています。
パターンを利用すると、デザインやWordPressのスキルに自信のない人でも、コピペで簡単にオシャレなページが作れることができます。
パターンライブラリには一般用のパターンと、オシャレ度の高い「プレミアム」パターンを配布しています。Vektor Passportユーザーは、一般用とプレミアムの両方が利用できるようになります。
パターンの追加頻度は高く、クオリティーも非常に高いなと感心します。
Vektor Passportパスポート購入前でもパターンを見ることできます。ぜひチェックしてみてください。
サポート
サイトを運営していると何かしらトラブルが発生しますよね?
初歩的なものだと、「サイトの基本設定がわからない」みたいなものがあります。それ以外にもWordPressのアップデートの影響により、「サイトの表示が少し変になってしまった」なんてトラブルも普通に起こります。
ある程度の経験者であれば自力解決できるかもしれません。
ですが、初心者の人にとって自立での解決は大変な作業です。
そんな時に頼りになるのがサポートです。Vektor Passportユーザーは、公式サポートフォーラムに質問を投稿することができます。
フォーラムの回答者は、基本的にVektorのスタッフさんです。WordPress関連のフォームだと、開発会社以外のボランティアの人が回答してくれるタイプもあります。
つよつよのボランティアの回答もありがたいですが、開発会社のスタッフさんが返答してくれると安心感がありますよね?
ちなみにボクも何度か質問を投稿したことがありますが、回答はかなり早かったです。
以下、ボクがフォーラムを利用した投稿です。
Vektor Passportの料金システム
Vektor Passportはサブスクタイプの料金システムです。
契約期間ごとの料金
契約期間 | 1年間 | 3年間 | 5年間 |
---|---|---|---|
価格 | 9,900円 (税込み価格) | 26,400円 (税込み価格) | 39,600円 (税込み価格) |
一か月の価格 | 825円 | 733円 | 660円 |
お得になる料金 | – | 3,300円 | 9,900円 |
公式ページ | 申し込む | 申し込む | 申し込む |
契約期間は1年、3年、5年の3パターンです。どれを選んでもサービス内容に違いはありません。
サブスクだと次のような心配がありませんか?
サブスクの解約は簡単かな?
解約できずに、ひたすら更新されたらどうしよう….
Vektor Passportのサブスクは自動更新されません。
サブスク料金システムなんですが申し込み時に一括で料金を払うだけです。契約期間が過ぎても、知らないうちに契約が更新されて請求される心配はありません。
僕はVektor Passport以前にLightning G3パックというサブスクを利用していましたが、申し込み期間後には手続き不要でそのまま終えることができました。
かなり良心的なシステムだな~と感心します。
ちなみにVektor Passport契約期間中にダウンロードしたプラグインはそのまま使えます。うっかり契約延長忘れてしまった場合でもサイトが消えてしまうことはありません。
料金システムと申し込み方法については次の記事で詳しく解説しています。
受注制作・サイト制作代行時の注意点
Webサイト制作事業者向けの情報です。Vektor Passportを利用したサイト制作代行時の注意点を紹介します。
WordPress有料テーマは販売会社ごとにライセンスシステムが違います。自分のサイトであれば制限なく使えるテーマだけでなく、受注制作時には特別ライセンスが別途必要というものもあります。
ライセンスについて詳しく解説します。
1つライセンス契約するだけで複数サイト制作に使える
Vektor Passportを1つ契約しているケースを例に、サイト制作代行時の注意点を紹介します。
まずVektor PassportにはTCDテーマのような特別ライセンスシステムはありません。Vektor Passportを1つ契約すれば、問題ありませせん。
以下、公式サイトからの引用です。
1つのライセンスで複数のサイトに利用できますか?
引用元:公式サイト「Vektor Passportとは」
はい、ご利用いただけます。
受託制作においても1つのライセンスを複数サイトでご利用可能です。その際にお問い合わせや確認は不要です。
マイページから入手できるVK Blocks Pro、Lightning G3 Pro Unitをクライアントサイトにインストールしても構いません。同様に、プレミアムパターンライブラリのブロックパターンを利用しても問題ありません。
Vektor Passportは、かなりお得なライセンスですね。
ライセンスキーの入力はNG
ライセンスキーはVektor Passportユーザーに発行される固有の番号です。
WordPressサイト上に入力すると、サイト上で有効化しているVK Blocks Pro、Lightning G3 Pro Unitプラグインのバージョンアップができる仕組みです。
ちなみにライセンスキーが未入力や、ライセンスの期限切れであってもプラグインの機能に制限はありません。単純にアップデートができなくなるだけです。
ライセンスキーは自分の運営するサイトにだけ入力。
以下、公式サイトの引用です。
ライセンスキーは複数のサイトに利用できますか?
はい、可能です。しかしながら、受託案件で複数のサイトに入れる分にはかまいませんが、ライセンスキーを他人に配布するような行為はご遠慮ください。もしライセンスキーを他人に配布するような違反行為があった場合は、当社が定める違約金の請求損害賠償請求(弁護士費用も含む)等の措置を取らせていただきます。
引用元:よくある質問
ライセンスキーの管理はWordPressダッシュボード上で行います。マイページなど、外部からライセンスキーを有効化したり無効化することはできません。
保守契約を希望しないクライアントであれば、ライセンスキーの入力をしてはいけません。売り切りでサイト制作をしているケースでは「アップデートが必要な場合は、ご自身で契約してください」とクライアントに伝えましょう。
ちなにこれ、ベクトルさんのDiscordでも同じ質問がありました。
Vektor Passporはこんな人向けのサービス
Vektor Passportは無料のLightningで本格的なサイトを作るユーザー向けのパッケージです。
自社サイトを作りたい人
自分の会社HPを、Web制作事業者に頼らず作りたい人に向いています。
次に当てはまる人はVektor Passportを検討しても良いと言えます。
こんな人向け
- 信頼度の高いHPを作りたい
- HPを作った経験がない
- デザイン力に自信がない
- WordPress初心者
- 困った時にサポートが欲しい
Lightningは無料WordPressテーマです。そのままでも会社HPを作ることはできますが、Vektor Passportを使った方がより効率的にオシャレなHPを作ることができます。
コピーするだけでサクッとHPを作れるデザインパーツが利用できるので、デザイン力に自信のない人やWordPressが得意でない人でもトラブルことはないでしょう。いざというときにサポートがあるのも安心材料です。
受注制作でクライアントのサイトを作る事業者
次に当てはまるWeb制作事業者に向いています。
こんな事業者向け
- WordPressに自信がない
- コスパの良い有料テーマを探している
- 相談できる人が周りにいない
Web制作事業者の中にはWordPressがあまり得意でない人もいるかと思います。クライアントからWordPress案件を相談されて困った経験があるという人はVektor Passportを検討しても良いと思います。
1つ購入すると追加料金なしで受注案件に使えるが特徴の1つです。契約期間中はプロに案件の相談ができるので、制作時の仕様などを正式受注する前に相談することができます。
FAQ
Lightning G3 Evergreen キットを利用したいけど、Vektor Passportって必要ですか?
Vektor Passportに含まれる「Lightning G3 Pro Unit 」と「VK Blocks Pro」が必要です。
絞り込み検索プラグインのVK Filter Search ProはVektor Passportに含まれていますか?
いいえ。
Vektor PassportにVK Filter Search Proプラグインは含まれていません。
まとめ
Vektor Passportについて解説しました。
僕はWeb制作の仕事をしています。企業系のサイトを作るさいに、Vektor Passportに含まれるLightning G3 Pro UnitとVK Blocks Proは必須レベルだと感じます。特にVK Blocks Proのカスタムブロックなしでサイトを作ることはちょっと想像したくないぐらいです。
Vektor Passportはもっと簡単にサイトをオシャレに仕上げたい人におすすめなサービスです。
料金システム