初心者でも使える簡単なプラグインないかな…
複数サイトで使えるライセンスがいい
ちゃんとアップデートしているプラグインがいいなぁ
そんな疑問に答えます。
WordPressで利用できる絞り込み検索プラグインを3つ紹介します。
自腹で有料のプラグインを購入して試してみたレビューです!
実際に使用した感想を含めて各プラグインの特徴を解説します。クライアント向けのサイト制作や、収益目的のアフィリエイトブログで使えるものをシェアします。
【3選】WordPress絞り込み検索プラグイン
Web制作の仕事や、アフィリエイトブログ向けのプラグインを3つ紹介します。
3つの絞り込み検索プラグイン
①VK Filter Search Proプラグイン
公式 VK Filter Search Proをダウンロードする
個人的に今回紹介する絞り込み検索プラグインで一番愛用しているのが、このVK Filter Search Proプラグインです(VK Filter Search Proを使ってみた感想・レビューはこちらの記事をご覧ください)。
次のようなユーザー向けです。
こんなユーザー向け
- プログラムが苦手…できれば設定が簡単なプラグインがいいなぁ
- 英語のマニュアルは読みたくないぞ
- WordPressバージョンアップに対応して欲しい
- 旅行代理店のようなカレンダーからツアーを検索できるシステムを作りたい
- ECサイトに商品検索システムを導入したい
VK Filter Search Proプラグインは無料テーマVector、Lightning提供しているベクトル社が開発し販売しています。Lightningはコーポレートサイト向けWordPressの無料テーマの定番。
Web制作事業者にはお馴染みですよね。
VK Filter Search Proの概要
VK Filter Search Pro | |
---|---|
開発者 | 株式会社ベクトル |
価格 | 31,900円(税込み金額) |
ライセンス | GPL(複数サイトで利用可能) |
リリース日 | 2021年4月22日 |
アップデート | 無料 |
推奨環境 | WordPres5.6以上 |
公式サイト | ダウンロードページ |
VK Filter Search Proプラグインのデモサイト
どんなサイトが作れるの?
デモサイトを作ってみたよ!
VK Filter Search Proプラグインで作成したデモサイト
その他のデモサイトは以下の記事で紹介しています。
VK Filter Search Proプラグインで絞り込み選択できる項目
複数条件で絞り込み検索するプラグイン色々ありますが、何を「キー」に絞り込みするかの仕様が違います。
キー?
例えば「カテゴリー」や「タグ」のことだよ!
VK Filter Search Proプラグインでは次の項目をキーに指定して絞り込み検索システムを構築できます。
絞り込みオプション
- 標準投稿(post)
- カスタム投稿
- カテゴリー
- タグ
- タクソノミー
- ターム
- 日付
- カスタムフィールド
タームは制限なく増やすことができるので、実質何個でも絞り込みのキーを作ることができます。
例えば不動産サイトなら
「家賃」「間取り」「最寄り駅」「エリア」「こだわり条件」などをいくらでも追加できます。
VK Filter Search Proプラグインのメリット・利点
実際に使ってみて分かったVK Filter Search Proプラグインのメリットを紹介します。
メリット
- ブロックエディター上で感覚的に設定ができる
- 運営中のサイトに後付で絞り込み検索機能を実装できる
- レスポンシブ対応
- 複数サイトに使える
- 販売会社がアップデート版を配布してくれる(無料)
- 「OR検索」と「AND検索」に対応
- 日付検索ができる
- WooCommerceの商品検索に使える
- カスタムフィールドをサポートしている
ブロックエディター上で感覚的に設定ができる
ページを編集する感覚で、絞り込み検索オプションを作れます。
編集画面にプログラムコードは一切表示されません。基本ノーコードで高度な絞り込みフォームがサクサク作れます。
操作性は本当に素晴らしいと感心しました。
操作している様子を確認できる公式動画です↓
他のプラグインと比較しても「使いやすさ」がダントツ。
「絞り込み検索オプションって何?」って人でも高機能な絞り込み検索フォームを設置できます。
運営中のサイトに後付で絞り込み検索機能を実装できる
運用中のサイトであっても、既存のコンテンツに影響のないよう絞り込み検索機能を実装できます。
例えば標準の投稿機能でお知らせ系のコンテンツを運営している場合は標準投稿はノータッチ。カスタム投稿で絞り込み検索用コンテンツを構築できます。
または運用中の標準投稿にタクソノミーを付けて絞り込み検索を追加するといった構築も可能です。
カスタム投稿?タクソノミー?
カスタム投稿やタクソノミーを使った絞り込み検索フォームの作り方は次の記事で詳しく解説しているよ!
レスポンシブ対応
アクセスしてきた端末ごとに表示を変更するレスポンシブ対応しています。
一般的なプラグインの場合、パソコン、スマホ、タブレットの3つの解像度をサポートしていますが、VK Filter Search Proプラグインはなんと6個の解像度に対応しています。
レスポンシブの設定イメージ
- スマホ(縦向き)
- スマホ(横向き)
- タブレット(縦向き)
- タブレット(横向き)
- PC(小さめの画面)
- PC(大きめの画面)
複数サイトに使える
VK Filter Search Proプラグインは1つ買えば複数サイトに使えるGPLライセンスです。自分のサイトだけでなく、受注案件でクライアントのサイトを作る際にも追加料金なしで使えます。
有償製品は複数のサイトに利用できますか?
引用元:よくある質問
弊社の製品はすべて100%GPLを遵守しております。利用者の使用を制限していません。複数のサイトで利用できますし、どのようなサイトにも利用できます。
海外のプラグインだと追加ライセンスが必要なものが多く、複数サイトで使えないものがあります。
VK Filter Search Proプラグインは正直安くありませんが、複数サイトで使えることを考えると適正料金かなと感じます。
販売会社がアップデート版を配布してくれる(無料)
不具合の修正を含むアップデート版が無料で入手できます。他の有料プラグインの場合、1年間の期限付きといったものがありますが、VK Filter Search Proプラグインのサポートは「購入日から〇〇日」といった期限がありません。
WordPressはアップデートで仕様が大きく変わることがあるので、僕のような保守サービスを提供しているWeb制作事業者にとってはかなりのメリットです。
Lighthingなどのベクトル社製品以外のテーマでも使える
プラグインの開発は無料テーマLightinigのベクトルです。もしかして無料版のLightinigと有料版のLightning G3以外だと使えないのかと不安がありましたが、手元にあった有料テーマで動作しました。
動作確認したテーマの一例
テーマ名 | 動作確認 | 公式サイト |
---|---|---|
SWELL | SWELL公式サイト | |
Nishiki Pro | Nishiki Pro公式サイト | |
JIN | JIN公式サイト | |
STORK19 | STORK19公式サイト | |
Cocoon | Cocoon公式サイト | |
SANGO | SANGO公式サイト | |
AFFINGER6 | AFFIGNER6公式サイト | |
Lightning G3 | Lightning G3公式サイト |
色んなテーマで使えてラッキー!
VK Filter Search Proはブロックエディター上でフォームを作成するプラグインです。WordPress公式ディレクトリーに登録されている標準の仕様に準拠しているテーマであれば動くだろうなと感じました。
有料テーマでも旧式のエディターしか対応していないものがあります。そういったテーマでは VK Filter Search Proが使えないので注意が必要です。どのテーマにしようか判断できない場合は、プラグイン開発会社の販売しているLightining G3が間違いのない選択です。
日付検索ができる
バージョン1.5から「日付」による絞り込み機能が追加されました。
上記の画像のようにカレンダーから日付を選択し、マッチする条件を検索できる機能です。旅行代理店サイトで航空チケットや、ツアーを探すようなサイト作りに使える機能です。
WooCommerceの商品検索に使える
WoocommerceはECサイトを作るさいの定番無料プラグインです。
WordPressはECサイト用向けのプラグインがいくつかありますが、 Woocommerceはダウンロード総数が500万件を超えるトップクラスのプラグイン。日本語対応していて機能も豊富、クレカ決済代行会社とも連動しやすいことから日本国内でユーザー数が増えています。
WooCommerceで作ったサイトの商品の検索システムにVK Filter Search Proプラグインを組み合わせることができます。
カスタムフィールドをサポートしている
VK Filter Search Proのバージョン1.6.1からカスタムフィールドを検索オプションに使えるようになりました。
不動産サイトを例に解説します。物件情報に「賃貸料」といった情報をカスタムフィールドで入力している場合に、1万円~5万円の物件だけを絞り込んで検索するといった検索機能を付けることができます。
総評
項目 | 評価 |
---|---|
コスパ | 4.0 / 5.0 |
設定のしやすさ | 5.0 / 5.0 |
機能 | 5.0 / 5.0 |
マニュアル・アップデート対応 | 5.0 / 5.0 |
総評 | 4.75 / 5.0 |
買って良かった
VK Filter Search Proプラグインの個人的な評価です。
日本の会社が開発しているVK Filter Search Proプラグインは海外製品のチープな有料プラグインにはない安心感があります。なんといっても複数サイトで利用できる点や、しっかりアップデートがある点は魅力的。
特にアップデート。WordPressの新バージョンへの対応だけでなく、日付検索機能、カスタムフィールド対応など機能面でユーザーが驚くようなアップデートがあるので、本当に素晴らしいとしか言いようがない。
最近購入した有料プラグインの中でダントツに「買って良かった」と思うプロダクトでした。
VK Filter Search Proプラグインの使い方は次の記事で解説しています。
公式 VK Filter Search Proプラグイン販売サイト
②FE Advanced Searchプラグイン
FE Advanced Searchの概要
FE Advanced Search | |
---|---|
開発者 | 株式会社ファーストエレメント |
価格 | 59,800円(税込み) |
ライセンス | 複数サイトでの利用可能 |
リリース日 | 2009年3月 |
アップデート | 無料 |
推奨環境 | WordPress 4.4 以上(WordPress 5.6対応) |
公式サイト | ダウンロードページ |
FE Advanced Searchプラグインのデモサイト
FE Advanced Searchプラグインを導入したサイトを見てみたい…
FE Advanced Searchプラグインでデモサイトを作ってみたよ!
VK Filter Search Proプラグインで作成したデモサイト
FE Advanced Searchプラグインのメリット・利点
FE Advanced Searchを使ってみて感じたメリットを紹介します。
メリット
- クラシックエディター環境でも利用できる
- カスタムフィールドをサポートしている
- キャッシュによる高速化対応
- 特定の投稿を除外できる
- 検索結果の並び順に条件を指定できる
- 「OR検索」と「AND検索」に対応
メリットを順番に解説していきます!
クラシックエディター環境でも利用できる
FE Advanced Searchプラグインを有効化するとダッシュボードに専用メニューが追加されます。
絞り込み検索フォームはこの専用メニューから作成し、ショートコードをページやウィジェットに設置することで検索フォームを表示させる仕組みです。
ブロックエディターだけでなく、旧式のクラシックエディター環境でも利用できます。
カスタムフィールドをサポートしている
FE Advanced Searchプラグインはカスタムフィールドも絞り込みオプションとして利用できます。しかも、カスタムフィールドの値をそのまま表示させるだけでなく、任意の文字列に置き換えて表示させることもできます。
カスタムフィールドの値 | 選択オプションの表示(任意) |
---|---|
10000 | 1万円 |
15000 | 1万5千円 |
apple | りんご |
キャッシュによる高速化対応
FE Advanced Searchプラグインメニューにキャッシュによる高速化オプションが用意されています。
WordPressの検索システムはカスタムフィールドを含みません。これが標準仕様。カスタムフィールドを検索対象にすると、どうしても検索負荷が高まり表示が遅くなりがちです。
プラグインに高速化オプションがあるのが助かります。
特定の投稿を検索結果から除外できる
検索結果に結果に含めたくない特定の投稿を除外するオプションがあります。
検索結果の並び順に条件を指定できる
絞り込み検索で表示される結果の並び順をアレンジするオプションがあります。
例えば投稿日時が新しいものが上に来るようといった具合です。毎回順番が変わるようにランダムにするといった設定もあります。
FE Advanced Searchプラグインのデメリット・注意点
機能が非常に充実していますが、知識ゼロの初心者向けプラグインではありません。基礎知識のある人で、用語を理解しマニュアルを読みながら設定できるレベルでないと厳しいかもしれません。
FE Advanced Searchプラグインを使ってみて感じたデメリットと気になる点をシェアします。
デメリット・注意点
- レスポシブコードは自作するしかない
- プラグインの価格がちょっと高め
- 専門用語を含むマニュアルを理解できる知識が必要
レスポシブコードは自作するしかない
最初に紹介したVK Filter Search Proはレスポンシブ・オプションがあります。設定画面からブレイクポイントごとの表示サイズを簡単に設定できる仕様です。
FE Advanced Searchプラグインはレスポンシブ化を簡単に設定できるオプションはありません。タブレットやスマホサイト用にデザインを調整するにはコードを書く必要があります。
CSSのメディアクエリの記述方法が分からないとちょっと厳しいだろうなと感じます。
プラグインの価格がちょっと高め
プラグインの購入価格は59,800円です。毎年更新料金のない買い切りタイプですが、正直ちょっと高く感じました。使ってみると価格分の価値はたしかにあると感じますが、気軽に購入できる金額ではありません。
サポートもあるし、複数サイトでも制限なく使えるんですが購入するには勇気が必要でした!
項目 | 価格 |
---|---|
初期費用 | 59,800円 |
更新料金 | 0円 |
専門用語を含むマニュアルを理解できる知識が必要
マニュアルを読まずに設定しようとしたのですが結構手こずりました。
ある程度知識があるので余裕だろうと過信していたのですが、マニュアルをちゃんと読まないと意図した設計になりません。マニュアルにはWordPressの基本的な用語が含まれています。
ざっくり中級者程度の知識レベルが必要かな~と感じる内容です。
総評
メチャクチャ高機能!
FE Advanced Searchプラグインはなんと言っても価格が59,800円と他の有料プラグインと比較するとかなり高額。他の絞り込み検索プラグインよりも機能面が充実していますが、価格をどう評価するかがポイントになりそう。
機能は本当に素晴らしい。
できればレスポンシブ対応もしてほしい。
項目 | 評価 |
---|---|
コスパ | 3.0 / 5.0 |
設定のしやすさ | 4.0 / 5.0 |
機能 | 4.5 / 5.0 |
マニュアル・サポート | 4.5 / 5.0 |
総評 | 4.0 / 5.0 |
③Search & Filter Proプラグイン
Search & Filter Proは海外の会社が開発したプラグインです。
Search & Filter Proの概要
Search & Filter Pro | |
---|---|
開発者 | Code Amp LTD(イギリスの法人) |
価格 | 1サイト:20米ドル 複数サイト用:75米ドル |
アップデート | 購入日より1年間 |
公式サイト | ダウンロードページ |
Search & Filter Proプラグインのデモサイト
Search & Filter Proのデモサイトです。
Search & Filter Proプラグインの特徴
メリット
- 値段が安い
なんといっても魅力は価格。国産の絞り込み検索プラグインは数万円クラス。
このSearch & Filter Proは20ドル~という低価格。
価格差がありすぎます!
Search & Filter Proプラグインのデメリット
このプラグインのデメリットは言語とライセンスです。
デメリット
- 管理画面・マニュアル・サポートが全て英語
- サポートは購入日より1年間限定
- 【要注意】復数サイトを作る場合の落とし穴
英語が苦手だとかなり厳しい
管理画面、マニュアル、サポート全て英語です。日本語に対応していません。英語が苦手という人だと設定の複雑な絞り込み検索は初期設定すら難しいレベルです。
次に当てはまる人は大丈夫
- 英語の読解に自信がある
- WordPressの専門用語を英語で理解している
- トライ&エラーで乗り切れる気がする
サポートはプラグイン購入日から1年の期限付き
海外の有料プラグインあるあるです。Search & Filter Proのサポートは購入した日から1年間のみです。有効期限を過ぎると、サポートがなくなるだけでなくプラグインのアップデートが停止します。サポートは我慢できるとして、アップデートがなくなると最新のWordPressで動作しなくなるリスクがあります。
仕事のサイトの場合、気軽に停止することはできないので使い続けるためには毎年課金しなくてはなりません。
つまりSearch & Filter Pro はサブスクタイプの一種です。
復数サイトを作る場合の落とし穴
Search & Filter Proは2つのライセンスがあります。
サイト数 | 料金(一年分) |
---|---|
1個 | 20米ドル (約2,200円) |
復数 | 75米ドル (約8,300円) |
最新のWordPressで動作するようにアップデートは必須です。つまり毎年お金を払うことになります。復数サイト用のライセンスの場合、毎年8,300円かかります。5年なら41,500円の計算です。
総評
Search & Filter Proプラグインの個人的な評価です。
項目 | 評価 |
---|---|
コスパ | 4.0 / 5.0 |
設定のしやすさ | 4.0 / 5.0 |
機能 | 4.5 / 5.0 |
マニュアル・サポート | 2.0 / 5.0 |
総評 | 3.5 / 5.0 |
絞り込み検索プラグインの選び方
今回3つの絞り込み検索プラグインを紹介しました。実際に使ってみると違いはかなりあります。
「とりあえず値段で」といった適当な選び方をすると失敗します。有料プラグインを選ぶのチェックポイントを紹介します。
チェックポイント
- プラグインの仕様
- ライセンス形態
- 最新のWordPress対応
- サポートの種類と期間
- 使っているテーマとの相性
①プラグインの仕様
「絞り込み検索」と一言でいっても、内部のシステムやユーザーインターフェイスはプラグインごとに違います。
自分にとって必要な機能が搭載されているかを確認しましょう。
自分がやりたいことのリスト例
- カテゴリーとタグの組み合わせで絞込りこめるようにしたい
- カスタムフィールドを絞り込み条件に使いたい
- タクソノミーで絞り込み検索したい
- 「OR」「AND」検索を使いたい
- ブロックエディターで編集したい
- スマホでも見れるようにしたい
- 日付検索したい
公式サイトのデモ機能をみて「なんか良さそう」ぐらいのレベルで選ぶのはやめましょう。
②ライセンス形態
有料プラグインを購入時は以下2点をチェックしましょう。
チェックポイント
- 復数サイトで使えるか?
- 受注制作でクライアントの制作をしてもOKか?
- サポートの期限はあるのか?
1つプラグインを購入した場合にプラグインを導入し有効化できるサイト数です。制限なければ追加料金なしで復数のサイトに利用できます。日本で発売されているものはサイト数に制限がないものが多く、海外の製品は1サイト限定といったタイプが多い印象です。
「受注制作で使ってもOKか?」
これも必ずチェックしましょう。「自分のサイトならいいけど、クライアントサイトなら特別料金ね」。こういったライセンス規約もけっこう見かけます。
うっかりライセンス違反にならないよう受注制作する人は忘れず確認しましょう。
③サポートの種類と期間
設定の仕方や不具合時のサポートについてです。これもプラグイン選定のさいにかなり重要です。
特に受注制作でクライアントのサイト制作するWeb系事業者はトラブルが発生した場合を想定し、サポートの有無とサポート形式を事前に必ずチェックしましょう。
自分のサイトならまだしも保守料金をもらっているクライアントサイトのトラブルはスピードが大事。
サポート形式
- 電話
- メール
- フォーラム形式
海外の会社が作った有料プラグインを使う場合、英語での問い合わせになります。日本語対応はまずありません。海外の会社への問い合わせの場合、時差の関係でやり取りに非常に時間がかかることあります。
日本時間の昼に問い合わせをしても、相手方が確認するのはその日の夜なんてことも普通です。時差の国とのやり取りはLineのようにタイムリーにレスがないのがネック。
海外のプラグインの場合、サポートの期限が限定されている場合があります。「購入日から○ヶ月限定、それ以降は別途有料サポート!」といったタイプが多いのでサポートの有無だけでなくその内容も把握しましょう。
英語で書いてあるので読解は大変ですが、重要なので忘れずにチェック!
④最新のWordPress対応
最新のWordPressに対応しているかのチェックです。プラグイン販売サイト上に動作保証しているバージョンが記載されているので、最新のバージョンで動作するかの確認をしましょう。
有料プラグインの中には特定のバージョンでしか動かないものがあります。
そういったプラグインを有効化した状態でWordPressをアップデートすると画面が真っ白になるなど、サイトに不具合を引き起こすリスクがあります。
対応バージョンを調べてたら、あわせてアップデート履歴の確認もおすすめです。
今後のWordPressアップデート後の対応をしてくれそうか見定めることができます。
⑤使っているテーマとの相性
WordPressテーマと有料テーマには相性があります。
「このテーマを使いたいのに、なぜかプラグインを有効化しただけでエラーが出る」
割とよくあるケースです。
高額な有料プラグインを購入しても、利用予定のテーマでは正常に動作しない可能性があります。
WordPress公式ディレクトリーに登録されている無料テーマであればプラグイン開発者がチェックしてくれる可能性があります。有料テーマの場合は、よほど知名度が高いものでない限り確認はしてもらえません。
テーマとの相性を調べる方法
- 開発会社に問い合わせする
- 同じ会社が提供しているテーマ+プラグインの構成にする
- 買って自ら検証する
- ネットの口コミをチェックする
Web制作業者の場合は、絞り込みプラグインが必要な案件のタイミングで購入すると仕様の調査やテーマとの相性を調べるのに時間がかかりクライアントへの提案が遅れます。予め案件に備えて購入し自社で利用するテーマとの相性を調べておきましょう。
そんなヒマと予算がない場合は、同じ会社が提供しているテーマとプラグインの構成が無難なチョイスです。例えばVK Filter Search ProプラグインとLighthing G3のような組み合わせです。どちらも株式会社ベクトルが開発しているので相性の問題はありません。
FAQ
絞り込み検索プラグインに関するFAQです。
WordPress初心者向だと、どのプラグインをおススメですか?
コードを編集するのが苦手な初心者であれば、VK Filter Search Proをおススメします。直感的な操作でフォームを作成することができます。
VK Filter Search proについては次の記事で詳しく解説しています。
受注制作でクライアントのサイトに導入する場合に、追加料金のないプラグインはどれですか?
VK Filter Search ProとFE Advanced Searchです。Search & Filter Prohは毎年料金の発生するサブスクタイプです。
まとめ
WordPressの絞り込み検索プラグインを3つ紹介しました。
有料の絞り込み検索プラグインは割とお高いものが多く、選ぶのに悩みますよね。
初めて絞り込み検索システムを作るなら海外製品はちょっと難易度高いかなと。迷ったら国産でサクサク使える「VK Filter Search Pro」が個人的におすすめです。同じく国産のFE Advanced Searchも機能はメチャクチャ良いのですが、値段がざっくり2倍の59,800円。人によってはオーバースペックになるかもしれません。
VK Filter Search Proはライアントサイトへの導入にも制限がありません。仕事でクライアントサイトを作る可能性があるならこういったGPLライセンスのプラグインが良いでしょう。
検証したバージョンについて
この記事執筆時に利用可能な最新バージョンで調査した内容を掲載しました。
- VK Filter Search Pro:1.6.1
- FE Advanced Search:1.6.3
- Search & Filter Pro:0.1