WordPressテーマ「Katawara」が気になる…
購入したユーザーの感想をききたい
サンプルサイトってあるの?
そんな悩みを解決します。
最近仕事用にKatawaraを買ってました。使い勝手などを含めて感想をシェアします。
ついでにKatawaraを使ってサンプルサイトを作ったので、感想と合わせて紹介します!
【サンプルサイト】Katawaraで作ったサイト事例
Katawaraでサンプルサイトを作ってみました。
サンプルサイト
【概要】Katawaraってどんなテーマ?
Katawaraの基本情報についてです。
基本情報
Katawara | |
---|---|
プロダクト名 | Katawara(カタワラ) |
開発会社 | 株式会社ベクトル |
価格 | 11,000円(税込み価格) |
発売日 | 2021年8月 |
料金システム | 買い切り |
サポート | あり |
ライセンス | GPL |
公式サイト | Katawara 紹介ページ |
販売ページ | ダウンロード |
Katawaraは無料テーマLightningを開発したベクトルの有料テーマです。WordPressで企業サイトを作るさいにLightningを使った経験のある人は多いかと思います。
Katawaraの操作性はLightningとほとんど同じ。
僕はLightningでの運営経験があったので、割とスンナリ使えました。
VK Blocks Proが付いてくる
Katawaraを購入すると、VK Blocks Proが付いてきます。
VK Blocks Proは、KatawaraやLightningなどのベクトル社テーマで利用できるオリジナルブロックをパーケージングしたプラグインです。
VK Blocks Proを有効化すると次のようなブロックが利用できます。
機能の一例
- FAQ
- ふきだし
- フロー(流れ)
- 枠線ボックス
- 目次
- アニメーション
「よくあるご質問」ページにはFAQブロック、「サービスの流れ」といったコンテンツならフローブロックといった具合に企業サイト制作定番の機能が含まれています。
FAQブロック
フローブロック
Katawaraはブロックエディター対応テーマ
Katawaraはブロックエディター対応テーマです。
ブロックエディターは、ページを編集する「エディターの種類」です。
一部有料テーマはWordPress5.0以降から正式採用されているブロックエディターに対応していないものがあります。
Classic Editorプラグインを使えば旧式の環境でページの編集ができますが、プラグインのサポートが終了するかもしれないリスクがあります。
Katawaraはブロックエディター対応テーマなのでそういったリスクとは無縁。
ライセンス認証システムはない
Katawaraにはライセンス認証はありません。
テーマをWordPressサイト上で有効化するだけで使えます。管理画面上に「ライセンスキーを入力してよ!」的な表示は一切ありません。
ベクトルの製品だと、Lighthing G3はライセンス認証が必要なのでちょっと以外でした。サブスクと買い切りの違いだからでしょうか?
クライアントへの納品に関して、ライセンスをどうするか心配する必要はなさそう。
【感想】使ってみて感じたメリット・デメリット
Katawarを使ったみた感想についてです。
デメリットとまでは言えないんですが、ちょっと気になった点についてもシェアします。
カスタマイザーが視覚的で使いやすい
Katawaraのカスタマイザーはかなり使いやすいと感心しました。
カスタマイザーのプレビュー画面に編集可能な場所を示すアイコンが表示されます。アイコンをクリックすると、その場所の編集オプションが開く仕様です。
「設定はどこからするんだろう?」って、悩みながらカスタマイザーを行ったり来たりする心配はなさそう。
有料テーマは機能が豊富で専門用語も多い傾向があります。初見のテーマだと、どうしても慣れるまで時間がかかるんですが、Katawaraはだいぶ親切な設計になっているなと感じました。
スマホの固定フッターメニューが実用的
Katawaraをスマホで閲覧した時に表示される固定フッターメニューは、デザイン的にかなり実用的。
メニューを常に表示させる仕様で、タップするだけで電話をさせるオプションが搭載されています。
VK Blocksがそのまま使える
VK Blocks、VK Blocks Proのが使えます。
僕はLightning Pro、G3 Pro Unit、Evergreenキットを使った経験があります。Lightningなどのベクトル製品に慣れている人ならエディター操作で困ることななさそうです。
使ってみた限り、Katawara限定のオリジナルブロックは確認できませんでした。
オリジナルブロックがあっても良かったかも?
メニューは「左側」のみ
Katawaraの特徴と言えば、メニュー。
管理画面を調べてみましたが、このパーツは「左側」限定です。
右側に変更するオプションはありません。
クライアントワークで使う場合に、「右側に変えて欲しい」と言われたらコードを編集しないとダメです。僕は左側で全然OKなんですが、クライントワークで使う場合に質問されそうポイントだなと感じました。
1カラムのレイアウトオプションはない
画面の左に固定的に表示されるメニューを非表示にするレイアウトオプションはありません。
特定のページだけサイドバーを消すといったオプションもありません。例えば、「トップページだけサイドバーを消して1カラムにする」といった使い方はできません。
カスタム投稿か、固定ページ用にLP用テンプレートがあれば良かったのに…
ランディングページを作るといった用途には向かないテーマ?
複数サイトで使えるGPLライセンス
Katawaraは複数サイトで使いまわし可能なGPLです。自分の運営するサイトや、受注制作してクライアントのサイト制作をするといったケースに追加料金なしで利用できるライセンス形態です。
使わいまわしOKなライセンス
以下どちらのケースでも追加料金は必要ありません。
どちらのケースでも使いまわしできる
- 自分の会社用に2サイト以上での利用
- クライアントのサイト制作での利用
テーマ販売会社のHPにハッキリ買いてあるので安心しました↓
有償製品は複数のサイトに利用できますか?
公式サイト:よくある質問
弊社の製品はすべて100%GPLを遵守しております。利用者の使用を制限していません。複数のサイトで利用できますし、どのようなサイトにも利用できます。
受託制作などの場合は別途費用が発生しますか?
公式サイト:よくある質問
受託案件でも自由に利用いただいてかまいません。
1万円クラスのテーマで使いまわし出来るって、けっこうレア。特にフリーランスや小規模なWebサイト制作事業者には嬉しいライセンスシステム。
ライセンスの詳細については次の記事で解説しています。
テーマのダウンロード回数に制限はない
Katawaraは購入後、会員ページから何度でもダウンロードできます。
ダウンロード期限もありません。
僕が購入したことがある別の有料テーマは、ダウンロード回数や、ダウンロード期限が設定されているものがありました。テーマファイルを紛失した場合は、再購入しないといけません。
Katawaraを販売しているベクトル製品は会員ページにダウンロードボタンがあるので、購入済みの製品を繰り返しダウンロードできます。
Katawaraはサポートが付いている
Katawaraは開発会社のサポートが付いています。
サポートを利用するケース
Katawaraの操作方法についてや、不具合かもしれないといった時にサポートを利用できます。
サポートを利用する場面
- 操作方法が分からない
- 不具合が発生した
- バグかもしれないけど、正直よく分からない
ちなみにサポート形式は公開型のフォーラムです。
サポートフォーラムはKatawara購入前に見ることできるので、「レスポンスの速さや丁寧な感じなのか?」
KatawaraはLightningでお馴染みのベクトルさんのプロダクト。個人開発者ではなく、複数人の技術者がいてサポートも丁寧だなという印象を持っています。
じっさいボクもサポートを利用したことがありますが、すんなり解決した経験があります。
サポートの対応は二重丸というのがボクの印象。
【備考】サポートがない有料テーマもある
有料テーマの中には「サポートがない」ものや、「サポートはテーマ購入日から○○日限定」なんてものがあります。
一部の有料テーマのサポート
- サポートがない
- サポート期限がある
- サポートが有料
有料テーマなのに、サポートがないってかなり不安です。
サポートがないのを納得し購入するならいいんですが、知らずに購入すると地獄です。「有料テーマだから、サポートが付いているのが当たり前」なんて先入観は危険です。
有料テーマを購入する場合は、サポートの有無や期限は確認が必要ですね。
Katawaraの評判・口コミ
Katawaraのネットでの評判・口コミについて調べました。
あまり口コミ・評判は見当たらない
リアルな口コミ・評判を探してTwitterを調べてみました。
めちゃくちゃ便利だ、正規ユーザーで良かった??(LightningPro&Katawara)
— きーちゃ@壱ノ型修行中 (@kiecha_wp) January 26, 2021
“ブロックパターンをプラグイン化出来て、再編集も可能”
VK Block Pattern Plugin Generator https://t.co/p1We7wb3bD
受注制作でKatawaraを利用したユーザーさんのツイートです。「カスタマイズしやすい」との口コミです。プロの方の口コミなので、けっこう信頼性があります。
リンク先のサイトを拝見しましたが、スッキリしたデザインで見やすいなと感じました。
新しいBREADFISHのサイトは、いつもお世話になっているベクトルさんのWordPressテーマ「Katawara」を使っています。「VK Blocks Pro」というかゆいところに手が届くブロックがたくさんついてくるので、すごく作りやすかったです。https://t.co/X2G38eAN99
— 教会のホームページ屋さん BREADFISH(丸山泰地) (@breadfish_jp) November 21, 2020
こちらもWeb制作のプロの方の口コミです。「すごく作りやすかった」という内容です。
サイトを2つ、WPテーマ「Katawara」にて作成中。
— 創ken @ WEB制作者・ブログ管理人・フリーランス (@souken_blog) December 2, 2023
制作用途としては、
あの個性的な外観をクライアントが受け入れてくれれば、
ホント使い勝手の良いテーマなんだよなあ🙂
こちらもWeb制作のプロの方の口コミです。「使いやすい」というコメントです。
Web制作を仕事としている人の評判は良さそうです。
あまり口コミが多くない
調べてみたところ、Katawaraに関するツイートはほとんどありませんでした。特にネガティブなコメントは一切確認できません。
Katawaraに満足しているユーザーが多いのか、それほどKatawaraユーザーが少ないんでしょうか?
まとめ
WordPress有料テーマ「Katawara」についてのレビュー記事でした。
最近あまり見なくなったサイドバー固定式デザインのKatawara。買い切りで1万円台と低価格。GPLライセンスで、クライアントワークにも使えるのが嬉しいポイントです。
Katawaraについて
Katawara | |
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プロダクト名 | Katawara(カタワラ) |
開発会社 | 株式会社ベクトル |
価格 | 11,000円(税込み価格) |
発売日 | 2021年8月 |
料金システム | 買い切り |
サポート | あり |
ライセンス | GPL |
公式サイト | Katawara 紹介ページ |
販売ページ | ダウンロード |