SWELLでネットショップを作りたい
相性の良いプラグインって何?
初心者むけの簡単なやり方を教えてほしい
そんな疑問に答えます。
WordPress人気テーマのSWELL(スウェル)。ブログだけでなく企業サイト制作にも使われている有料テーマです。このテーマを使ったECサイトの作り方を解説します。
SWELL向けのECサイトプラグインは?
結論 BASE(ベイス)を使いましょう
BASEって何?
【概要】BASEって何だ?
BASEはネットショップをサクッと作れるサービス。WordPressのプラグインでもなければ、連動するシステムでもありません。
BASEの基礎知識 | |
---|---|
サービスの名称 | BASE(読み方はベイス) |
運営会社 | BASE株式会社 |
会社所在地 | 〒106-6237 東京都港区六本木三丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー 37F |
公式サイト | BASE |
SWELL開発者さんも「BASE」を勧めていた
SWELLの公式サポートフォーラム内で「おすすめのカート機能」についての質問があり、SWELL開発者さんがBASEの名を上げていました。
カート機能について
カート機能について < SWELLに関する質問 (swell-theme.com)
ECの構築はある程度知識がないと難しいと思うので、専門家にお願いするのが一番かなと思います。自力でやりたいなら、WordPressではなくてBaseとかの誰でも簡単に使える系のやつがいいと思います!
BASEについて詳しく解説します。
【無料】BASEは初期費用・月額費用はかからない
BASEは「初期費用・月額料金」が一切かからないネットショップ作成サービスです。
正直ネットショップ運営の経験やノウハウがないとインターネットで商品を売るのは大変です。商品が売れない月でも、固定料金として2万円~3万円を支払いたくないですよね?
BASEは商品が売れたタイミングで手数料が発生するシステムなので固定費は発生しません。
商品が売れた時に手数料が発生するだけ。
BASEの料金システム
料金の種類 | 費用 |
---|---|
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 無料 |
手数料 | 6.6%+40円 (取引ごと) |
例えば5,000円の商品が1個売れた場合、手数料は370円となる計算。
BASEは追加料金なしでクレジットカード決済に対応しています。普通にクレジットカード決済システムを使っても、取引ごとに数パーセントかかるので、手数料は良心的です。
ちなみに、販売ごとにかかる手数料とは別に、お金を引き出す時にも手数料がかかります。
振り込み手数料
費用の種類 | 費用 |
---|---|
振り込み手数料 | 250円 |
事務手数料 | 無料 (申請額が2万円以上の場合) 250円 (申請額が2万円以下の場合) |
少額の売上をこまめに入金申請せず、まとめると無駄に手数料を支払わずにすみます。
BASEでかかる費用は今回紹介したもので全てです。
商品が売れなければ費用は無料
この認識でOKです!
自分でプラグインを使っても手数料は発生する
WordPressとプラグインを使ってECサイトを作ったら、手数料はゼロなんじゃない?
ECサイトで商品を販売するさい、クレジットカードやコンビニ払いなど決済手段が必要になります。
ネットショップの決済手段のシェアトップは79.1%でクレジットカードです(参考:SB Payment Service)。使いたい決済方法がないと、「購入しない」というデータもあります。
そうなると、クレジットカード決済は必須ですよね?
プラグインを使いECサイトを作る場合はクレジットカード決済代行会社との契約が必要になります。代行会社はいろいろありますが、どこを選んでも決済の度に数パーセントの手数料が発生します。
WordPressと無料プラグインを使ったからといって、この手数料がゼロになることはありません。
BASEはこんな人向け
BASEは以下のような人向けのサービスです。
- ネットショップ運営経験がゼロ
- 売れるか自信がないけどやってみたい
- WordPressがあまり得意ではない
- IT系の知識がない
- サイトをトラブルなく運用するノウハウがない
- お客さんの個人情報が漏れるのがこわい
BASEはSWELLもWordPressも一切連動しないシステムなので、WordPressの知識はゼロでも使えます。
SWELL以外のテーマでECサイトを作る構成
SWELL以外のテーマを使ってECサイトを作る構成を紹介します。
- Nishiki Pro + WooCommerce
- Arkhe + WooCommerce
- Lightning G3 + WooCommerce
それぞれ解説します。
Nishiki ProとWooCommerceプラグインの組み合わせ
Nishiki Proは国産の有料テーマです。SWELL同様にブロックエディター対応しており、使い勝手はかなり良いテーマです。ライセンスもGPLでクライアントワークにも利用できます(Nishiki Proのライセンス情報)。
WooCommerceはWordPressプラグインディレクトリーに公開されているECサイト構築プラグインです。ECサイト向けのプラグインは日本語に対応していないものが多いのですが、 WooCommerceプラグインは日本語に対応しています。
WooCommerceは一般的なプラグイン同様に、テーマとの組わせによっては正常に動作しません。Nishiki Pro開発会社は「Nishiki Pro for WooCommerce」という拡張プラグインを販売しており、このプラグインを使うと Nishiki Pro上で WooCommerceを動作させることができます。
構成
プロダクト名 | 区分 | 公式サイト |
---|---|---|
Nishiki Pro | 有料テーマ | ダウンロード |
WooCommerce | 無料プラグイン | ダウンロード |
Nishiki Pro for WooCommerce | 拡張プラグイン | ダウンロード |
【デモサイト】Nishiki Proで作ったECサイト
先程紹介したNishiki ProとWooCommerceを作ったデモサイトを紹介します。
デモサイト
デモサイトではNishiki Proテーマのテンプレートファイルを編集していません。デザインの調整のため、CSSとJSを少し追加しています。EC機能には一切変更していません。プラグインの仕様そのままです。
デモサイトということで決済システムは付けていません。 WooCommerceはクレカ決済などを付けるプラグインが別途あるので、必要に応じて取り付ける仕組みです。
詳しくは次の記事で解説しています。
ArkheとWooCommerceの組み合わせ
Arkhe(アルケー)はSWELL開発者さんが公開している無料テーマです。 ArkheもWooCommerceを組み合わせてECサイトを作ることができます。
ArkheとWooCommerceの組み合わせでデモサイトを作ってみました↓
デモサイト
ArkheとWooCommerceは無料なんですが、有料プラグインのArkhe Wookitが必要になります。
構成
プロダクト名 | 価格 | ダウンロード先 |
---|---|---|
Arkhe | 無料 | テーマディレクトリー |
WooCommerce | 無料 | プラグインディレクトリー |
Arkhe Wookit | 3,300円(税込み価格) | Arkhe公式サイト |
詳しくは次の記事で解説しています。
Lightning G3とWooCommerceの組み合わせ
Lightning G3は無料テーマLightningの有料バージョンです。WooCoomerceと組み合わせることでECサイトをつくることができます。
デモサイト
デモサイトではEvergreenキットを使いオシャレに仕上げてみました EvergreenキットはLightning G3用のデザイン拡張プラグインです(Lightning G3 Evergreenキットのレビュー記事)
構成
Lightning G3でのECサイト制作は次の記事で解説しています。
まとめ
ネットショップを作ってみたい人向けに無料のECサイト制作サービス「BASE」を紹介しました。
正直いってWordPressやSWELLとBASEはあまり関係がありませんが、知識とスキルが十分にない人がWordPressと無料プラグインの組み合わせでECサイトを運用するのはリスクがあります。
ECサイトを「作る」だけでなく「運用」できるかをしっかり考え、自分にあったサービスを選択しましょう。
BASEは初期費用や月額料金がかかりません。
とりあえず商品をインターネットで売れる状態にして反応を見てみたい
そんな場合にはBASEがおすすめです。
BASEの基礎知識 | |
---|---|
サービスの名称 | BASE(読み方はベイス) |
運営会社 | BASE株式会社 |
会社所在地 | 〒106-6237 東京都港区六本木三丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー 37F |
公式サイト | BASE |