WordPress有料テーマのDiverとSWELLが気になる。
初めての有料テーマ選びで失敗したくない。
テーマの比較方法がわからない。
DIVER、SWELLともに1万円台後半の価格。購入してから「こんなはずじゃなかった」とガッカリしないように、しっかりと比較したいですよね?
僕はSWELLとDIVERの両テーマを購入したユーザーです。
仕事で必要だったので、思い切って両方購入しちゃいました。
それぞれのテーマの違いを初心者向けに解説します。初めての有料テーマ選びで何を基準に決めたらよいか悩んでいる方は最後までお読みください。
WordPressテーマ「SWELL」と「DIVER」の比較
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
販売会社 | 株式会社LOOS | 高木貴人さん |
テーマ料金(税込み) | 17,600円 | 17,980円 |
発売日 | 2019年3月 | 2017年3月 |
表示速度 | 5.0 | 4.0 |
ブロックエディター対応 | 一部対応 | |
記事の装飾の種類 | 4.0 | 4.5 |
記事の書きやすさ | 5.0 | 4.0 |
SEO設定のしやすさ | 4.0 | 4.0 |
着せ替えデザイン | 6種類 | 無し |
AMP対応 | ||
テーマ乗り換えサポート | ||
ライセンス | 複数サイト対応化 | 複数サイト対応化(※) |
総合評価 | 4.5 | 4.0 |
公式サイト | SWELL公式ページ | DIVER公式ページ |
【短評】どちらも強みのある良いテーマ
両方のテーマを使ってみた素直な感想ですが、DIVER、SWELLはかなり質の高いテーマ。
どちらもハッキリとした強み・クセがあります。DIVERはとにかく高機能で「WordPress経験者向けテーマ」。設定オプションがメチャクチャ多いのでWeb系の知識・WordPressの利用経験がある人なら扱える高機能なテーマといった存在です。
Diverの発売時期は2017年。結構前のテーマということもあり、当時流行していたクラシックエディターでの装飾がメインのテーマです。
WordPress標準のブロックエディターには部分的にしか対応していません。
一方のSWELLは2019年に販売開始。おそらく国産のWordPressテーマで本格的にWordPress標準エディターに対応した状態でリリースされた有料テーマ。
ブロックエディターの使い勝手は有料テーマでナンバー1と言えます。テーマのアップデートも頻繁で「伸び」を感じるテーマ。
SWELLで作ったデモサイト
SWELLを使って、ブログと企業HPのデモサイトを作ってみました。SWELLはデザインの自由度が段違いなので、「カワイイ系」「カッチリしたコーポレート」など自在なカスタマイズが可能です。
デモサイトではより魅力的に見えるようにプラグインやCSSフックなどを追加して仕上げています。
エディターの仕様を比較
SWELLはブロック、DIVERはクラシックエディター
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
ブロックエディター対応 | 対応 | 一部対応 |
備考 | クラシック環境でも利用可 | クラシックエディター推奨 |
SWELLはブロックエディター対応
2019年3月にリリースされたSWELLはWordPress標準のブロックエディターに対応しています。ブロックエディターに100%対応している点がSWELLの特徴の一つです。
JIN、AFFINGERなど他の有料テーマは元々クラシックエディター時代に開発されたテーマ。WordPress標準のブロックエディターでは一部のオリジナル機能しか使えません。
SWELLのエディターの特徴
- 装飾機能がオシャレで種類も豊富
- 標準ブロックも使いやすく拡張されている
- 標準のツールバーもつかやすく拡張されている
DIVERはクラシックエディター推奨
DIVERは旧式のクラシックエディター推奨テーマです。独自機能として「入力補助機能」があります。
DIVERの入力補助機能について
入力補助機能はブロックエディターで例えるなら「オリジナルブロック」に相当する機能です。
最新版のDIVERではクラシックエディター環境で全23個の入力補助機能があります。ちなみにDIVERは部分的にブロックエディター対応していますが、ブロックエディター環境で入力補助機能は半数以下の11個しか使えません。
ブロックエディター | クラシックエディター | |
---|---|---|
入力補助機能 | 11個 | 23個 |
「DIVER使うならクラッシクエディター」これが前提になります。
クラシックエディタープラグインはいつまで使えるのか?
クラシックエディター環境にエディターを切り替えるにはClassic Editorプラグインが必要です。Classic Editorプラグインはサポートが2021年末までと正式にアナウンスされていましたが、最近公式情報がアップデートされ次のような表現になっています。
Classic Editor は公式な WordPress プラグインであり、少なくとも2022年まで、または必要なくなるまでの間、完全にサポート・保守されます。
Classic Editorプラグイン
方針がブレブレであてになりません。
テーマの切り替えは本当に面倒。個人的にはクラシックエディターがいつ停止されても対応できるように、ブロックエディターテーマを使うのが無難だと判断しています。
エディターの使い勝手を比較
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
エディターの使いやすさ | 5.0 | 4.0 |
装飾の種類 | 4.0 | 4.5 |
SWELLは有料テーマでナンバー1の操作性
これまで僕が扱った有料テーマの中でエディターの使いやさがナンバー1なのがSWELLです。
ちなみに僕が利用経験のある有料テーマはAFFINGER5、JIN、THE THOR、SANGO、DIVER、STORK、ハミングバード、アルバトロス、TCD、themeforestの海外テーマなどです。
もともとクラシックエディター経験者でブロックエディターに切り替えた当時は「使いにくい」と感じていました。SWELLに切り替えて1週間ぐらいでブロックエディターに慣れました。
後ほど解説しますが、SWELLはエディターの操作性を上げるための独自のカスタマイズが施されています。
ブロックエディターは苦手だなー
僕も同感。でもSWELLはエディターが使いやすくカスタマイズされてるから、他のテーマとは違うよ。
SWELLのエディターが使いやすい理由
- 標準ブロックが拡張されている
- 段落ブロックが簡単に装飾できる
- 「あったらいいな」が「そこにある」
①標準ブロックが拡張されている
SWELはWordPress標準仕様の一部ブロックが使いやすいようカスタマイズされています。
標準ブロックって何?
表(テーブル)とかだよ!
SWELLにはオリジナルの機能が付いていますが、そういったオリジナル機能だけでなく、WordPress標準ブロックも使いやすく拡張しています。色んなテーマを触ってきましたが、そんな面倒なカスタマイズをしているのはSWELLぐらいなもんです。
②段落ブロックが簡単に装飾できる
SWELLの段落ブロックの操作性は非常にスムーズでムダがありません。書いた記事を装飾する時に、ストレスなく作業できます。
段落ブロックって何?
記事内の「テキスト部分」のことだよ。
ブログの執筆のさい「文章を完成させる→まとめて装飾する」のと「書きながら同時に装飾する」、どちらが効率的ですか?
「文章を完成させる→まとめて装飾する」ほうが効率的ですよね。
SWELLのエディターは入力した段落ブロックを装飾するのは簡単です。他のテーマだと意外と面倒だったりします。具体例で解説します。
有料テーマSANGO場合
SANGOでボックスの装飾使う手順は、ボックスのブロックを表示させて、そこにテキスト(段落ブロック)を入れる流れです。
装飾のステップ
- 装飾用のブロックを追加
- 入力済みのテキストを装飾ブロック内に移動
テキストを先に仕上げていた場合、装飾ボックスの中にテキストを移動する手間が発生します。
地味に面倒です。
SWELLの場合
次にSWELLでボックス系の装飾を使う操作です。
入力済みのテキストを選択し、画面の右にあるオプションから装飾をクリックするだけです。SANGOで操作した「テキストを移動する」手間はいりません。
文章を入力してから装飾をする人にとって望ましい設計です。
DIVERの場合
ブロックエディターの仕様はSANGOと同じです。右側の段落ブロックオプションに、オリジナルの装飾は表示されません。ブロックを追加してテキストを移動する流れで装飾する仕組みです。
③「あったらいいな」が「そこにある」
記事を書いている時「エディターのここに、こんな機能があればいいのに」と思うことがあります。
例えば「ブロックの下に余白を設定したい」なんて時です。SWELLはオリジナルブロックだけでなく、標準ブロックにも余白を付ける機能があります。SWELLはこの手のちょっとした機能が散りばめられています。
- ブロックの下の余白(マージン)設定オプション
- エディター上部にある記事を別タブで開くボタン
- 記事ごとに設定できるカスタムCSS&JS
かなり地味な機能ですが、エディターの隅々まで配慮が行き届いているなと感心します。
僕はクラシックエディター歴が10年以上です。今はSWELLのブロックエディターのほうがクラシックエディターより楽だと感じます。正直クラシックエディターは使いたいとは思えません。それぐらい評価が逆転するエディターです。
SWELLエディターのまとめ
- ブロックエディターに苦手意識を持っていたユーザーの僕でもハマれる作り
- テーブルなどの標準ブロックが拡張されて使いやすい
- 有料テーマでナンバー1の使いやすさ
DIVERはクラシックエディターの拡張と入力補助機能が便利
DIVERのエディター画像
標準のクラッシクエディターに「フォントサイズ」、「スタイル」、「入力補助」、「関連記事」、「共通コンテンツ」といったDIVER固有のツールが並びます。
DIVERの目玉は「入力補助」機能です。ツールバーにある入力補助ボタンをクリックすると専用の画面が立ち上がります。
装飾に利用したいパーツを選択すると、専用の入力フォームが開きます。
どっちが早い?サイトの表示スピードを検証してみた
SWELLの方が早い
DIVERとSWELLのページ表示速度をグーグルのツールを使い繰り返し測定しました。測定結果ではSWELLの方だいぶ早い事が分かりました。PCサイトについてはどちらも早いのですが、モバイルサイトの表示スピードで大きな差が出ました。
測定した環境
検証環境 | |
---|---|
測定ツール | PageSpeed Insights |
サーバー | 一般の共有レンタルサーバー |
WordPress | バージョン5.6(検証時に時利用可能な最新バージョン) |
PHP | 7.4.4 |
テーマ | 検証時に利用可能な最新バージョン |
テーマの設定 | 初期設定 |
投稿・固定ページ | WordPressインストール時のサンプル投稿、サンプルページのみ |
測定対象ページ | トップページ、固定ページ、カテゴリーアーカイブページ、記事ページ |
測定回数 | 測定対象ページを各5回 |
測定したデータを公表
SWELL、DIVERを有効化したサイトで表示スピードを測定したデータです。パソコンサイトとスマホサイトごとにまとめました。
SWELLの表示スピード測定結果
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 97 | 89 | 98 | 92 | 97 | 95 |
固定ページ | 86 | 99 | 97 | 89 | 92 | 93 |
アーカイブ | 97 | 86 | 99 | 98 | 96 | 95 |
記事ページ | 98 | 92 | 98 | 97 | 97 | 96 |
平均値は『95』
SWELLはパソコン、モバイルサイトともに90点オーバー。他の有料テーマと比較しても頭一つ抜け出るスピードです。
高速化オプション
SWELLはテーマ固有の機能として高速化オプションがあります。今回の検証では高速化オプションを一切使っていません。それでもこのスピード。SWELLのサイト表示速度はメチャクチャ早いです。
DIVERの表示スピード測定結果
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 95 | 95 | 95 | 91 | 96 | 94 |
固定ページ | 96 | 97 | 97 | 97 | 97 | 97 |
アーカイブ | 93 | 97 | 93 | 94 | 95 | 94 |
記事ページ | 96 | 96 | 96 | 96 | 96 | 96 |
平均値は『95』
DIVERのパソコンサイト表示スピードはかなり早いという結果でした。それと比較するとモバイルサイトの表示スピードはちょっと遅く感じます。有料テーマは機能が豊富な分、読み込みに時間がかかりサイトの表示スピードが遅くなる傾向があります。
サイトの表示スピードは検索順位を決めるアルゴリズムの1つとグーグルが公言しています。できるだけ表示スピードの早いテーマを選びたいですよね(公式情報グーグル:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します)。
SWELL、DIVER以外の有料テーマの表示スピードについては次の記事にまとめました。AFFINGER5、SANGO、STORK、JIN、THE THOR、賢威など有料テーマの購入を検討している方はご覧ください。
外観・ウィジェットオプションの違いを比較
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
ウィジェット数 | 24個 | 25個 |
ウィジェット対応エリア | 20ヶ所 | 22ヶ所 |
総合評価 | 3.5 | 4.5 |
DIVERの方がウィジェットオプションが充実している
ウィジェットはヘッダー、フッター、サイドバーなどのレイアウトに関するオプションです。人気記事をランキングで表示したりするウィジェットはブログの定番です。
SWELLのウィジェット画面
人気の記事、新着記事をアイキャッチ画像付きで表示させる機能や、ブログ著者のプロフィールをオシャレにアレンジできるウィジェットを搭載しています。
僕は長らくSWELLを使っていますが、SWELLのウィジェットの種類・設置場所について特に不満はありません。SWELLにはブログパーツという独自機能があり、ブロックエディター上で編集したデザインをウィジェットに表示させることできます。
かなりアレンジが効くのでウィジェットのカスタマイズ性は非常に高いです。
DIVERのウィジェット画面
DIVERのウィジェットは質・数ともに充実しています。絞り込み検索など他の有料テーマにはほとんど実装されていない高機能なウィジェットが付いています。
ウィジェット定番の新着記事を表示するウィジェット機能では、「カテゴリーごとの新着記事」を表示させる機能があります。
他の有料テーマで、ここまでチューニングできるウィジェットを見たことがありません。
オウンドメディアやカテゴリーの種類の多いガジェットブログなんかに使えそうな機能です。
SEO対策のしやすさを比較
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
トップページ | ||
記事・固定ページ | ||
アーカイブページ | ||
総合評価 | 4.0 | 4.0 |
どちらもSEO対策が容易
DIVERはテーマ単体でmetaまわりの設定が可能です。SWELLは、テーマ開発者さんがmeta周りの設定オプションをサポートする別プラグイン「SEO SIMPLE PACK」を公開しています(無料)。
トップページのSEOオプション
SWELL、DIVERともにトップページのmeta設定が可能です。
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
meta title | ||
meta description |
記事・固定ページのSEOオプション
SWELL、DIVERともに記事・固定ページのmeta、検索エンジンのインデックスを拒否するnoindex、そしてcanonical URLの設定が可能です。
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
meta title | ||
meta description | ||
index / noindex | ||
canonical URL |
canonical URLを設定できるテーマって、ちょっとお得な気がする。
カテゴリーアーカイブページのSEOオプション
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
meta title | ||
meta description | ||
index / noindex |
どちらもSEO対策をしやすいテーマです。WordPress有料テーマで価格も1万円代後半なので、当然と言えば当然ですね。
DIVERはAMP対応
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
AMP対応 |
DIVERはAMPに対応している数少ない有料テーマ
DIVERはAMPに対応していますがSWELLは非対応です。AMPは簡単に説明するとスマホサイトの表示を早くするテクノロジー。2017年頃からGoogleが推奨していることから、そのうち検索順位を決めるアルゴリズムにも組み込まれるかもと噂されています。
WordPressの国産有料テーマにはAMP対応のものそれほど多くありません。
DIVERのAMP設定って簡単なの?
便利な機能があっても実用的かどうか気になりますよね?実際にDIVERでAMPの設定を試してみました。
記事の編集画面に「AMP化有効化」ボタンがあり、ここにチェックを入れるだけでページがAMP化されます。
通常の記事URLとは別にAMP対応したページが生成されます。生成されたページをGoogleのAMPテストツールで検証してみましたが、ちゃんとAMPされています↓
ちなみにこちらが生成されてたページです↓
AMPにする設定はこれだけです。つまずく可能性はなさそう。欲を言えば「デフォルトで全ページをAMP有効化オプション」があれば良いのに。
DIVERのAMP化に関して
DIVERはAMP対応テーマですが、対象はクラシックエディターで作成した記事のみです。ブロックエディターで作成した記事はAMP対応できません。
クラシックエディターの公式サポートが終了するリスクがあるので、ちょっと悩みどころです。
【備考】DIVER以外のAMP対応テーマをまとめてみた
DIVER以外にもAMP対応しているテーマってあるの?
まとめてみたよ↓
テーマ名 | |
---|---|
AMP対応テーマ | AFFINGER5(※) DIVER THE THOR |
AM非対応テーマ | JIN SANGO STORK19 SWELL 賢威 アルバトロス ハミングバード スワロー |
料金システムの違い
どちらも買い切り。更新料金システムがない
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
テーマ料金 | 17,600円 | 17,980円 |
更新料金 | なし | なし |
SWELL、DIVERともに買い切りタイプの有料テーマです。一度テーマを購入するだけで毎年更新料といった費用はかかりません。
テーマの購入方法と決済の違いを比較
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
購入ページ | SWELL公式サイト | DIVER公式サイト |
決済手段 | クレジットカード バンドルカード | クレジットカード 銀行振込 コンビニ決済 BitCash ちょコムeマネー |
SWELL、DIVERともに公式サイトでテーマをオンラインで購入できます。
有料テーマの購入に不安がある人向け、サポート形態全く違う購入するステップを図解した記事を紹介します。テーマ購入時の「注意点」を含めて解説しています。
ライセンスの違いを比較
SWELLの方が「縛り」が少ない
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
自分のサイト | 制限なし | 制限なし |
第三者のサイト | 制限なし | 特別ライセンスが必要 |
有料テーマは販売事業者ごとに異なる利用規約があります。SWELLの方が縛りが少ないのがポイントです。特にWeb制作事業者がクライアントサイトを作る場合の規約にはSWELLとDIVERに大きな違いがあります。
ライセンスの違いを詳しく解説します。
DIVERのライセンスはサイト制作代行時に割高になる
DIVERを使って第三者のサイトを制作する際には、特別ライセンスが必要という利用規約があります。
Diver特別ライセンスでできること
特別ライセンスについて
Diverを利用して第三者のサイト制作を有償で請け負う
Diverを利用したサイトの制作を第三者に依頼して作成する
セミナー、授業、講演会などでDiverを紹介すること
DIVERでクライアントのサイトを作る場合は「テーマの購入代金」と「特別ライセンス」が必要なので割高と言えます。
ライセンスの詳細
DIVER特別ライセンス | |
---|---|
有効期限 | 3年間 |
特別ライセンスの価格 | 35,000円(テーマ料金を含む) |
SWELLは受注制作の制限がない
クライアントのサイト制作代行に関してSWELLは縛りがありません。クライアント用に追加テーマの購入も必須ではありません。
Web制作事業者的にはかなりお得と言えます。
クライアントが直接サポートを受ける場合は追加テーマが必要
クライアントサイト用に追加テーマの購入は必須ではありません。もしクライアントがSWELL公式フォーラムを利用したい場合に限り、テーマの追加購入が必要になります。
SWELLと他の有料テーマのライセンスの違いについては次の記事で詳しく解説しています。
【有料テーマのライセンスを比較】一番オトクなライセンスはSWELL?
サポートの違いを比較
サポート形態が全く違う
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
サポート形態 | フォーラム | メール |
テーマの設定方法が分からない。
うまく表示されないみたい。
もしかして不具合なのかな?
アップデートしたら、レイアウトが崩れてしまった。
そんな時に利用できるサポートの違いを比較します。SWELLとDIVERはテーマを購入すると恒久的なサポートが付いてきます。ですが、両テーマのサポートシステムには大きな違いがあります。
DIVERはメールサポート
DIVERはメールで問い合わせをして返答もらうサポート形式です。
メールサポートのメリット・デメリット
内容を誰にも知られずに相談できるのがメール相談のメリットです。フォーラ形式では相談内容が皆に公開されてしまいます。ちょっとした操作方法の質問なら問題ないでしょうが、クライアントサイトで発生している不具合をURLつきで公開するのは遠慮したいですよね?
一方のデメリットは公開型のシステムと比較してやりとりがブラックボックスなる点です。フォーラム形式の場合、サポート側は質問者だけでなく第三者の目もしっかり意識する必要があるので「返信がない」「返信がメチャクチャが遅い」といったことがあると評判が悪くなります。
SWELLはフォーラム型のサポート
SWELLは一般公開型のフォーラムです。「フォーラム」とはいわゆる書き込みサイトの一種です。
フォーラムは一般公開しています。SWELLユーザー以外でも閲覧できるシステムなので、テーマ購入前にどんなやりとりがあるかをチェックできます。
SWELLのサポートフォーラムはSWELLテーマの開発者さん自らが積極的に回答してくれます。
ちなみに僕はSWELLのサポートを利用した経験があります。質問を投稿してから1時間42分後にSWELL開発者さんから回答をもらいました。操作ではなくバグらしき事象だったので、もっと時間がかかると思っていたので驚きました。
その時の経験を、記事にまとめました↓
フォーラムのメリット・デメリット
全てがオープンなのがフォーラム型サポートの特徴です。
フォラーム型の大きなメリットは、過去の質問を見ることが出来る点です。「質問したいけど投稿する勇気が出ない」、そんな人でも過去の投稿の中に自分と同じ疑問を持った人の投稿があるかもしれません。わざわざ自分で質問をしなくても解決方法が見つかる可能性があります。
デメリットは質問・相談内容が公開されてしまうこと。これにつきます。
僕は自意識過剰でちょっとだけ抵抗があります。
【備考】他の有料テーマのサポートってどうなの?
SWELL、DIVER以外の有料テーマのサポート形態についてまとめました。
サポート | |
---|---|
メール | AFFINGER DIVER OPEN CAGE(アルバトロス、ハミングバード、スワロー、旧ストーク、STORK19) |
投稿型 | JIN SANGO SWELL THE THOR |
初期設定が楽な「着せ替えデザイン」を比較
SWELLは6種類、DIVERは0
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
着せ替えデザイン | 6種類 |
有料テーマ定番の着せ替えデザインの比較です。サイトにインポートするだけで、公式サイトのようなオシャレなデザインに早変わりするのが着せ替えデザインです。
SWELLは着せ替えデザインを6種類を無料で提供しています。一方のDIVERは着せ替えデザインを提供していません。
SWELLの着せ替えデザイン
テーマ移行が楽なのはSWELL
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
サポートプラグイン |
WordPressを運営しているサイトでテーマを別のものに変える移行作業はメチャクチャ大変。記事数が多くなるほど、レイアウト崩れが多くなり移行時のりライト作業量が増えます。
SWELLはわずらわしいテーマ移行をサポートする「テーマ乗り換えサポートプラグイン」を公開しています(しかも無料)。
乗り換えサポートプラグインを使うと、テーマ移行時に発生するレイアウト崩れを最小限に抑えてくれます。
このプラグインはメチャクチャ便利!
乗り換えサポートプラグイン対象テーマ
SWELLの乗り換えサポートプラグインは一部のテーマからの移行のみに対応しています。
次のテーマからの移行に対応しています。
乗り換えサポートプラグイン一覧
- Cocoon
- AFFINGER5
- JIN
- SANGO
- STORK
- THE THOR
無料テーマのCocoonに対応しているのが嬉しいです。
テーマ乗り換えサポートプラグインを使ってみた感想
僕は複数のブログで別々のテーマを使っていましがテーマ乗り換えサポートプラグインを使ってSWELLに移行した経験があります。それぞれの切り替え作業の体験談を別記事にまとめました。
STORK用乗り換えサポートプラグインが使えた!
ハミングバードはSTORKを販売しているOPEN CAGEのテーマです。装飾用のショートコードがほとんど同じため、STORK用の乗り換えサポートプラグインが使えました。
DIVERには乗り換えサポートプラグインはありません
DIVERにはテーマ移行をサポートするプラグインはありません。既に記事を公開しているサイトでテーマをDIVERに切り替える場合にはリライト作業が発生します。
リライトってどれくらい時間かかるの?
1記事あたり25分ぐらい。
記事のリライト作業にかかる時間の目安は装飾機能をどれだけ使っているかにより変わります。
スマホでの確認作業を含めると慣れているテーマでも25分程度かかります。DIVERへの乗り換えを検討している場合はリライト作業にかかる手間も考えておきましょう。
【まとめ】WordPressテーマSWELLの特徴
ざっくりまとめると有料テーマSWELLには次のような特徴があります。
SWELLの特徴
- ブロックエディター対応
- エディターがメチャクチャ使いやすい
- サイト表示速度がトップクラス
- 着せ替えデザインがある
- テーマ乗り換えサポートプラグインがある
- フォーラム型のサポート
- テーマのアップデートが頻繁
DIVER | |
---|---|
公式サイト | SWELL公式サイト |
料金 | 17,600円(税込み) |
【まとめ】WordPressテーマDIVERの特徴
ざっくりまとめると有料テーマDIVERには次のような特徴があります。
DIVERの特徴
- クラシックエディター推奨
- ブロックエディターには100%対応していない
- AMP対応している珍しいテーマ(※AMP対応はクラシックエディターで作成した記事のみ)
- ウィジェット機能が豊富
- サイトの表示速度は普通
- 着せ替えデザイン無し
- 入力補助(オリジナルブロック相当)機能がある
- サポート形態はメール
とにかく設定オプションが充実しています。
「設定画面で迷子になってしまうか心配だ!」
「どんな管理画面なの?」
そんな人向けに、ひたすらDIVERの管理画面を動画でキャプチャしたものを用意しました。
DIVER | |
---|---|
公式サイト | DIVER公式サイト |
料金 | 17,980円(税込み) |
まとめ
WordPress人気テーマ「SWELL」と「DIVER」を比較しました。
どちらも個性のある良いテーマ。「どっちがオススメ?」とブログ歴が1年未満の人に聞かれたらSWELLをお勧めします。ある程度ブログ経験のある人なら、エディターの仕様やその他の機能、ブログ用途に合わせて選択しましょう。
SWELL | DIVER | |
---|---|---|
販売会社 | 株式会社LOOS | 高木貴人さん |
テーマ料金(税込み) | 17,600円 | 17,980円 |
発売日 | 2019年3月 | 2017年3月 |
表示速度 | 5.0 | 4.0 |
ブロックエディター対応 | 一部対応 | |
記事の装飾の種類 | 4.0 | 4.5 |
記事の書きやすさ | 5.0 | 4.0 |
SEO設定のしやすさ | 4.0 | 4.0 |
AMP対応 | ||
テーマ乗り換えサポート | ||
ライセンス | 複数サイト対応化 | 複数サイト対応化(※) |
総合評価 | 4.5 | 4.0 |
公式サイト | SWELL公式ページ | DIVER公式ページ |