WordPressテーマSWELLとSANGOの違いを比較【両テーマの感想レビュー】

実際に使用した商品をレビューしています。アフィリエイト広告リンクを含みます。
複数サイトでも利用可能?ライセンス形態は?
初心者

WordPressテーマのSANGOとSWELLが気になる。
違いって何だろ?
初心者でも分かるように比較してほしい。

SANGOもSWELLも1万円以上する有料テーマです。購入前にはしっかり違いを理解して、損をしない買い物をしたいですよね?

僕はSWELLとSANGOの両方のテーマを購入したユーザーです。使ってみた感想を含め、SWELLとSANGOの違いを詳しく比較します。

このブログはSWELLを使っています。SANGOを持っている証拠に、このブログのドメイン内にSANGOをインストールしてたデモサイトを用意しました。

かんた

エアーレビューじゃないので安心してください。

この記事を書いた人
  • IT業界24年のベテラン エンジニア
  • WordPressで企業サイトの構築しています
  • 取り扱いWordPressテーマは300個オーバー
SWELLマニアの かんた です
目次

SWELLとSANGOの違いを一覧で比較

SWELLとSANGOの違を一覧で比較
SWELLSANGO
販売会社株式会社LOOSサルワカさん
テーマ料金(税込み)17,600円11,000円
発売日2019年3月10日2017年9月23日
表示速度 5.0 5.0
記事の装飾機能 4.0 4.0
記事の書きやすさ 5.0 3.5
ブロックエディター対応対応一部非対応
SEO設定のしやすさ 4.0 4.0
AMP対応
テーマ乗り換えサポート
サポート 5.0 5.0
ライセンス複数サイト対応化複数サイト対応化(※)
テーマ購入サイトSWELL公式ページSANGO公式ページ
総合評価 4.5 3.5
SWELLとSANGOの比較

短評:SWELLとSANGOの比較

SWELLの方が使いやすい。

SANGOはWordPress5以前にリリースされたテーマです。エディターが旧式のクラシックエディターが基本。ブロックエディターへの対応は完全ではありません。

SWELLで作ったデモサイト

SWELLを使って、ブログと企業HPのデモサイトを作ってみました。SWELLはデザインの自由度が段違いなので、「カワイイ系」「カッチリしたコーポレート」「縦書きフォントの和風サイト」など自在なカスタマイズが可能です。

エディターの仕様の差を比較

エディターの使い勝手の差を比較
SWELLSANGO
ブロックエディター対応専用プラグインが必要
備考クラシックエディターにも対応ブロックエディターで使えない機能がある
SWELLとSANGOのエディターを比較
SWELLのエディター画面
SWELLのエディター

SWELLはWordPress標準のブロックエディターに対応しています。

標準エディター:WordPressバージョン5.0から搭載されているグーテンベルグのこと。
それ以前の旧式エディターはクラシックエディターと分類されています。


一部の有料テーマはブロックエディター環境に対応するための専用プラグインが必要なものがあります。SWELLはそういった調整プラグインは必要ありません

かんた

SWELLはプラグインに依存せずWordPress標準ブロックエディター環境で独自の装飾機能を使うことができます。

一方のSANGOはもともとクラシックエディター時代に販売を開始した有料テーマです。

以前はクラシックエディターでしかSANGO独自の装飾機能を使うことができませんでした。専用のプラグイン「SANGO Gutenberg」がリリースされ、このプラグインを導入することでブロックエディター環境でもSANGO独自の装飾機能が使えるようになりました。

SANGOのオリジナル機能の一部は、標準のブロックエディターで利用できません。

専用プラグインを使ってもSANGOのオリジナル機能がブロックエディターで使ないというのが現状です。

例えばSANGOには「レビューボックス」という独自の装飾機能があります。このレビューボックス機能をブロックエディター環境では利用できません。使うためにはクラシックエディターに戻す必要があります。

かんた

オシャレな装飾だけに、ちょっと残念だなと感じました。

エディターの使い勝手を比較

エディターの使い勝手を比較

SWELLのエディターが圧倒的に使いやすい

ストレスなく記事が書きやすいのはどちらかを比較すると、圧倒的にSWELLの方が使いやすい設計です。

記事を仕上げる工程で「見出し」「表」「吹き出し」といった装飾を付けますよね?装飾を反映する設定方法で余計なステップが少ないほど時短になります。SANGOはどうしてもムダと感じる手順が多くストレスを感じました。

かんた

具体例で紹介します。

「吹き出し」の挿入が面倒

ブログでおなじみの「吹き出し機能」。調子を整えたり、アクセントを加えるために利用する装飾です。

吹き出し

初心者

吹き出しの例

初心者

吹き出しの例

SANGOで吹き出しを入れる操作はSWELLと比較してかなり面倒だと感じました。

SANGOの実際の操作画面で解説します↓

SANGOで吹き出しを使っているいる様子
SANGOの吹き出しを入れる様子

吹き出しブロックを選択した後、吹き出しの画像をわざわざ選択する方式です。上のサンプルでは画像が1つしかアップロードしていないのですが、メディアライブラリに画像がたくさんある中から吹き出しの画像を探しだして選択する作業はムダだと感じます。

かんた

頻繁に使う装飾なので、イチイチこの作業をするは面倒。

続いてSWELLで吹き出しを使う画面です↓

SWELLで吹き出しを使う様子
SWELLで吹き出しを使う様子

SWELLはメチャクチャ簡単です。

事前に吹き出しパターンを登録しておくと、吹き出しの候補が一覧で表示される仕組みです(画面の右側が事前登録した吹き出し一覧です)。クリックすると登録した画像付きの吹き出しが表示されます。

ちなみにうっかり間違えた場合は、吹き出しの選択から別の吹き出しを選ぶだけという設計。わざわざ画像をアップロードし直す必要もなく実用的な設計です。

有料テーマ:吹き出しの違い

SWELL同様に、吹き出しを事前登録し呼び出す仕組みを採用している有料テーマは多々あります。

吹き出しの事前登録機能テーマ
サポートしているAFFINGER、DIVER、JIN、SWELL、THE HOR
サポートしていないSANGO、STORK19
吹き出しの事前登録の有無を比較

吹き出しを事前登録しておく仕組みには大きなメリットがあります。それは吹き出しのアイコンを一括変更できる点です。

例えばプロフィールのアイコンって、リューアルする時があります。事前登録しておく仕様の場合、登録してある大本の画像を変更すると記事内のアイコンを全て置き換えることができます。

わざわざ記事内の吹き出しを1つ1つ置き換える作業は必要ありません。

かんた

メチャクチャ効率的です。

ネットの口コミ

SANGOとSWELLユーザーのネット上の口コミです。僕と同じようにSWELLの使い勝手のほうが良いという評判を見かけました。その逆にSANGOのエディターの方が使いやすいという評判を見つけることは出来ませんでした。

SANGOOはブロックエディターへ現在進行系で対応中。

今後の開発でガラっと変わるかもしれませんが、現時点ではSWELLの方が格上のエディター。

オリジナルの装飾ブロック

オリジナルの装飾ブロック
SWELLSANGO
オリジナルブロックの数16個9個
SWELLとSANGOのオリジナルブロックの比較

SWELLの方がオリジナルブロックの種類が豊富

オリジナルブロックとはブロックエディター上で利用できる装飾の一種です。有料テーマはオリジナルブロックと呼ばれる固有の機能が追加されているものがほとんどです。

SWELLは16個のオリジナルブロック、SANGOは9個のオリジナルブロックが組み込まれています。

SWELLのオリジナルブロック
SWELLのオリジナルブロック
SANGOのオリジナルブロック
SANGOのオリジナルブロック

SWELLもSANGOも実用性の高いオリジナルブロックでかなり使い勝手が良いです。

SANGOはブロックエディターに完全対応していないせいか、クラシックエディター環境で利用できる一部機能が、ブロックエディターで利用できません。

サイトの表示スピードを比較

サイトの表示スピードを比較

どちらも文句なしに早い

SANGOとSWELLのサイト表示スピードについての比較です。ページの表示速度は検索順位を決めるアルゴリズムの1つとグーグルが明言しています。なるべく早いテーマを選びたいすよね?

SWELL、SANGOをそれぞれ有効化したサイトを作りサイトの表示スピードをグーグルの PageSpeed Insightsでチェックしました。

トップページだけでなく、記事、固定ページ、アーカイブページを合計40回測定しました。

サイトの表示速度(PCサイト)
SANGO
98点
SWELL
93点
サイトの表示速度(モバイルサイト)
SWELL
95点
SANGO
89点
検証環境
測定ツールPageSpeed Insights
レンタルサーバー共有サーバー(エックスサーバー)
ワードプレスバージョン5.6(検証時に時利用可能な最新バージョン)
PHP7.4.4
テーマSWELL:2.2.9.1
SANGO:2.2.1
テーマの設定初期設定
投稿・固定ページWordPressインストール時のサンプル投稿、サンプルページのみ
テーマ表示速度を測定する検証環境
かんた

パソコンサイトの測定結果です。

パソコンサイトの検証結果:SWELLの表示スピード

平均値は95点。

ページ1回目2回目3回目4回目5回目平均値
トップページ978998929795
固定ページ869997899293
アーカイブ978699989695
記事ページ989298979796
SWELLの表示速度(パソコン版)

パソコンサイトの検証結果:SANGOの表示スピード

平均値は98点。

ページ1回目2回目3回目4回目5回目平均値
トップページ989898989998
固定ページ989899999999
アーカイブ999898989898
記事ページ999896989898
SANGOの表示速度(パソコン版)

有料テーマは無料テーマと比較すると機能が豊富です。その機能を読み込むためにページの読み込みに時間がかかるテーマが多いのですが、SWELL、SANGO両テーマともトップクラスの表示スピードです。

SWELL、SANGOの高速化オプション

SWELL、SANGOともにテーマ固有の「高速化オプション」があります。今回のページ読み込みスピードの検証では、高速化オプションを使っていません。

AFFINGER、THE THOR、JINなどと比較しても、SWELL、SANGOの表示スピードは早い部類です。他の有料テーマの表示スピードは次の記事にまとめました。

WordPress有料テーマの表示スピードを比較

SEO設定のしやすさを比較

SEO設定のしやすさを比較

どちらもSEO対策しやすい

SWELLSANGO
トップページのmeta設定
記事ページのmeta設定
アーカイブページのmeta設定
評価  4.0 4.0
SEO設定オプションを比較

SEO(検索エンジン対策)のしやすさの比較です。SWELL、SANGOともにSEO対策のしやすさは同じレベルです。

かんた

有料テーマなので当然ですね。

トップページのSEOオプション

SWELLSANGO
meta title
meta description
SEO設定オプションを比較

記事・固定ページのSEOオプション

SWELLSANGO
meta title
meta description
canonical URL
index設定
SEO設定オプションを比較

index設定:検索エンジンのクローラー向けにnoindex設定があるかどうか。

アーカイブページのSEOオプション

SWELLSANGO
meta title
meta description
SEO設定オプションを比較

SWELLはSEO SIMPLE PACKを使うのがベース

SEO SIMPLE PACKはSWELL開発者さんが提供している無料プラグインです。SEO SIMPLE PACKを有効化することでSWELLのmeta周りの設定オプションを補完してくれます。

どちらが検索で上がりやすいか?

重要なのはコンテンツです。SWELL、SANGOどちらを選んでも検索エンジンの評価を受けることができます。

SEOが強力で誰が使っても検索のトップにでるテーマ!

かんた

そんな魔法のテーマはありません。

外観・ウィジェット設定オプションの違いを比較

外観設定オプション
SWELLSANGO
ウィジェット数24個18個
ウィジェット対応エリア20ヶ所14ヶ所
総合評価 3.5 3.0
外観・ウィジェット数

全体の色合い、サイドバーへ人気記事ランキングを設置したりする「ウィジェット」の比較です。

SWELLのウィジェット

下の画像は、SWELLのウィジェット画面です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: swell_widget-1024x686.gif
SWELLのウィジェット画面

ウィジェット数はSWELLオリジナルウィジェットの7個を含む合計24個です。有料テーマだと定番の広告コード用ウィジェット、人気記事をランキングで表示するウィジェット、サイドバーなどに著者情報を表示するプロフィールウィジェットなどがあります。

かんた

人気記事を表示するウィジェットは僕のお気に入り。スタイルを調整できるオプションがあるので、サイトデザインに合わせてカスタマイズできます。

SANGOのウィジェット

下の画像はSANGOのウィジェット画面です。

SANGOのウィジェット

SANGOにはオリジナルウィジェットがありません。

かんた

有料テーマなのでちょっと意外でした。

どっちがオシャレ?デザインの違いを比較

どっちがオシャレ?デザインの違いを比較
SWELLSANGO
着せ替えデザイン6種類0
サイト型デザイン向け 5 3
SWELLとSANGOのデザインの違いを比較

着せ替えテンプレート

有料テーマの販売サイトにはいくつかデモサイトがありまよね?

このテーマを買うと、こんなデザインのブログが作れます!」的なやつ。それらのデザインは着せ替えデザインとして配布されていて、ワードプレスに読み込みとデモサイトと同じデザインでブログを始めることができます。

かんた

デザインの設定が面倒な人にはかなり便利なサービスです。

SWELLはデモサイトが6つあり、全デモサイトの着せ替えデザインが無料でダウンロードできます。一方のSANGOは着せ替えデザインは配布していません。

SWELLSANGO
着せ替えデザイン6種類0
SWELLとSANGOの着せ替えテンプレートを比較

SWELLテーマ購入者のみダウンロード可能です。

サイト型デザインに向いているのはSANGOよりSWELL

次のような用途で有料テーマを探してるならSWELLの方が使い勝手が良いテーマです。

  • ブログをサイト型にしたい
  • コーポレートサイトを作りたい

SWELLの方がサイト型デザインに向いてる機能が豊富です。

メインビジュアル

SANGOはメインビジュアルに静止画しか設定できません。メインビジュアルはサイトの顔ですよ。スライドショーや動画が使えないのはかなりマイナスです。一方のSWELLは静止画、スライドショー、動画をサポートしています

スライドショーは最大5枚。PC用とスマホ用を別々にすることができます。スライドショー上のエリアは、通常のテキスト以外にもHTMLでカスタマイズ出来る上級者向け機能もサポートしています。

SANGOはカバーブロックが使えない

SANGOはWordPress標準「カバーブロック」の一部オプションを利用できません。

カバーブロックは横幅いっぱいにレイアウトエリアを広げる機能です。

かんた

WordPress標準のブロック機能が使えないのは、かなりマイナスです。

【マル秘テクニック】SWELLはSANGO風にアレンジできる

デザインは完全に人それぞの好みです。どちらが「上」といったことはありません。

SWELLと、SANGOの公式サイトを見ると次のような印象を持つと思います。

  • SWELL:キレがありスタイリッシュな印象(大人っぽい)
  • SANGO:フラットなデザイン(可愛らしい)
かんた

SWELLとSANGOのデザインって、だいぶ特徴が違うように見えますよね?

実はこれ、使っている「画像」の印象です。

SWELLでSANGOっぽいデザインの画像を当てはめると、ほとんどSANGOになります

デモサイトを見る

デモサイトではPHPファイルのカスタマイズを一切していません。CSSを少し追加しています。

初心者

本当にSANGOに見える!
簡単にできるの?

実はSWELLの設定オプションにある「全体をフラットにする」を有効化するとデモサイトのようなデザインが簡単に作れるんです!

SWELLカスタマイザー
SWELLカスタマイザー

SANGOをSWELLのようなデザインにできるかチャレンジしてみましたが、立体感を出したり、メインビジュアルに動画を表示するような設定オプションはありません。PHPファイルをカスタマイズできる上級者でないと再現は難しいでしょう。

ちなみにSWELLの設定で「全体に丸みをもたせる」を使うと有料テーマ「JIN」のようなデザインも再現できます↓

JIN

デモサイトを見る

デモサイトではPHPファイルのカスタマイズを一切していません。CSSを少し追加しています。

料金システムの違いを比較

SEOの設定項目の違いを比較

SANGOのほうが安い

SWELL、SANGOの料金システムの違いについてです。両テーマともに買い切りタイプです。テーマを購入するだけ。毎年の更新料金といったサブスクリプションタイプではありません。

SWELL、SANGOともにベースとなるテーマのみ販売されています。上位バージョンのテーマや専用の有料プラグインといった類のものは一切ありません。

SWELLSANGO
17,600円11,000円
SWELLとSANGOの料金

テーマ代はSANGOの方が6,600円安いです。

かんた

SANGOを使った感じだと、11,000円ならコスパが良いテーマかなと感じます。

セルフバック割引はありません

SWELL、SANGOともにセルフバックのシステムはありません

初心者

セルフバックって何?

かんた

ASPに登録しASP経由で買うと、報酬が発生するシステム。報酬分がそのまま割引になるからお得になるんだよ!

ASP:A8netなどのアフィリエイトサービス・プロバイダーのこと。

SANGOは割引販売しているよ!

SANGOはConoHa Wingユーザーだと1,000円割引で購入することができます(参考:ConoHa Wing)。

SWELL、SANGOともに購入特典はありません

有料テーマ購入時によくある「特典」についてです。SWELL、SANGOともにどこで買っても特典はつきません

初心者

購入特典?

かんた

このブログ記事経由でテーマを購入してくれたら、ブログで稼ぐ仕組みをまとめたマニュアルを差し上げます!」的なやつ。

購入特典はアフィリエイトブログでよく見かけますよね?ブログのデザイン、アイコン、マニュアルといったものを付けてくれる一種のサービスです。

SANGOはアフィリエイトシステムがないので、わざわざ特典付きでアフィリエイト記事を書いている人がいません。

一方SWELLにはアフィリエイトがありますが、SWELLのアフィリエイト規約で特典を付けての禁止されています。

アフィリエイトプログラムについて

「SWELL専用アフィリエイトプログラム」(以下、「本アフィリエイト」)を利用する皆様(以下、「アフィリエイター」)は、本条で定める次の各項に書かれた内容について同意するものとします。

・本テーマの購入者へ現金や金券などを還元、付与する(いわゆるキャッシュバック)行為。
・本テーマの購入者への特典を提供する行為。

SWELLアフィリエイトプログラムについて
かんた

SWELL、SANGOを購入するなら公式サイトから直接買えばOK。

操作マニュアルを比較

操作マニュアルの違いを比較

SWELL、SANGOの操作マニュアルについての比較です。両テーマともにWebマニュアルが公開されています。他の有料テーマと比較して図解付きで丁寧に解説しています。

SWELLSANGO
WebマニュアルSWELLのWebマニュアルSANGOのWebマニュアル
マニュアルの分かりやさ 4.5 4.5
マニュアルの情報量 4.0 5.0
SWELLとSANGOのWebマニュアルを比較

Webマニュアルは購入前にチェックできる

SWELL、SANGOのWebマニュアルは一般公開されています。パスワードの必要ないシステムでテーマ購入前に見ることが出来ます。

  • 事前にどんなことが出来るか知りたい
  • マニュアルが理解できるか確認したい
かんた

そんな人は購入前にWebマニュアルをチェックしましょう。

情報量が多いのはSANGOのマニュアル

SWELL、SANGOどちらのテーマもWebマニュアルの内容は非常に充実しています。

情報量を比較するとSANGOの方が勝っています。ページ数だけでなく内容的にもかなり掘り下げていて、独自カスタマイズのサンプルコードなども掲載しています。

有料テーマのマニュアルで具体的なコードまで書いているのはかなりレア。

例えばブログ記事で必須の装飾「見出し」。SANGOのマニュアルにはCSSコードの解説つきでデフォルトの見出しを変更する方法を紹介しています(参考:SANGOでデフォルトの見出しを変える方法)。

かんた

SANGOのマニュアルは有料テーマの中でもトップクラスの情報量です。

サポートの違いを比較

サポートの違いを比較

SWELL、SANGO両テーマともにテーマを購入するとサポートを受けることができます。

SWELLSANGO
サポート対象テーマ本体テーマ本体
サポート期限無期限無期限
サポート形態投稿システム投稿システム
個別問い合わせ(※)
SWELLとSANGOのサポートの違い

SANGOの個別問い合わせはバグに関する場合のみです。通常の問い合わせは投稿システムです。

サポート対象は「テーマ」

サポートの対象は、購入したテーマ本体のみです。テーマの設定方法や、テーマの不具合などについてサポートを受ける事できます。

かんた

以下はサポート外の一例です。

サポート外

  • プラグインの設定
  • プラグインが原因による不具合
  • 独自カスタマイズ
  • サイト運営
  • SEOに関するアドバイス

SWELLは「ユーザー参加型」サポート形態の違いを比較

SWELL、SANGOともに投稿システムのサポートです。公式サイトから投稿すると投稿した質問内容が表示され、その投稿に対する返信という形で回答がもらえる仕組みです。

かんた

どちらも一般公開されていますので、テーマ購入前にチェックできます。

サポートの違いとしてSANGOはテーマ開発者さんからの返答ですが、SWELLはテーマ開発者さんとその他のユーザーも返信がもらえる可能性があるという点です。SWELLはユーザー参加型の書き込みサイトのようなものです

もう1つ違いは、SANGOは不具合に関する相談は個別に問い合わせができる点です。書き込むのではなく、問い合わせフォームから連絡する形式です(参考:SANGOに関するお問い合わせ)。一方のSWELLは、不具合・操作に関する質問は区別なくフォーラムに書き込むというスタイルです。

ちなみに僕はSWELLのフォーラムへ質問をしたことがあります。SWELL開発者さんから即レスがあり、問題が解決した経験を別記事にまとめました。

テーマを切り替えるならSWELLが楽

テーマを切り替えるならSWELLが楽

運用中のブログのテーマを別のテーマに切り替える作業はものすごく時間がかかり大変です。

SWLLは「テーマ乗り換えサポートプラグイン」という引っ越し用プラグインを提供しています。このプラグインを使うとテーマ移行がメチャクチャ楽です。

かんた

信じられないほどスッキリ移行できました。

テーマ乗り換えサポートサポートプラグインってなんだ?

テーマを別のテーマに移行すると、レイアウト崩れやプログラムコードがワラワラと表示されてしまう問題が発生します。端的に言えば、テーマ乗り換えサポートプラグインはこういった問題を解決してくれます。

実例で解説します

無料テーマのCocoonを使っていて、AFFFINGER5に乗り換えた場合の実例を紹介します。

下の画像はCocoonで設定していた「吹き出し」がAFFINGER5に切り替えるどうなるかを示したものです。

切り替え前:Cocoon

切り替え後:AFFINGER5

AFFINGERの吹き出し
  • アイコンのキャラクターのサイズが必要以上に大きくなった
  • 吹き出しが消えてしまった
  • 吹き出しの内容がアイコンの下に表示されてしまった

吹き出しの例だけを紹介しましたが、Cocoon固有の装飾は同じようにレイアウト崩れやプログラムコードがそのまま表示されてしまいます。移行作業ではレイアウト崩れを手動でコツコツと直していく作業が発生します。

ちなみに先程の吹き出しをSWELLに移行するとどうなるか?ですが、次のように表示されます。

そのままんまです。


僕は複数のブログをAFFIGNERなど別のWordPressテーマで運営していました。SWELLが気に入り乗り換えサポートプラグインを使い移行作業を行いました。特に大きな問題もくなく移行できました。

移行したテーマの一例

  • Cocoon → SWELL
  • AFFINGER5 EX → SWELL
  • STORK(旧ストーク)→SWELL
  • ハミングバード →SWELL

テーマ切り替えをサポートしている有料テーマはSWELLだけ

テーマ乗り換えプラグインはものすごく便利です。SWELL以外の有料テーマで同等の機能を持つプラグインの提供があるかを調べてみました。

テーマ名乗り換えサポートプラグインの提供
AFFINGER
DIVER
JIN
SANGO
STORK
SWALLOW
SWELL
THE THOR
アルバトロス
ハミングバード
テーマ乗り換えプラグインの提供の有無
かんた

結果はSWELLだけが引っ越しサポートプラグインを提供していました。

ライセンスの違いを比較

料金の違いを比較
比較内容SWELLSANGO
自分のサイト複数サイト制作OK複数サイト制作OK
第三者のサイト複数サイト制作OK別途ライセンス購入
制作がNGなジャンル制限なし制限なし
SWELLとSANGOライセンスの違い

SWELLのほうがお得

テーマによってライセンス規約が違います。SWELLとSANGOのライセンスについて比較します。

1個テーマを購入すれば自分のサイトで使いまわしOK

SWELL、SANGO両テーマとも1つテーマを購入すれば購入者が運営する複数サイトでテーマの使いまわしが可能なライセンスです。

かんた

1つテーマを購入するだけでOK

SWELL:複数サイトでの利用について

質問:複数のサイトでも使えますか?

もちろんです。

SWELLは100%GPLのWordPressテーマですので、一切の制限なくご利用いただけます。

SWELL公式トップページ:よくある質問

SANGO:利用規約

ご購入者本人様が主たる所有権を有するサイトであれば、複数サイトに渡ってご利用頂くことができます。ご購入者本人様が主たる所有権を有するサイト以外でのご利用は禁止しております。

SANGO:利用規約

テーマによっては「1テーマ=1サイト」だったりするので、SWELL、SANGOもにお得なライセンスと言えます。

第三者のサイト制作代行に関しての制限

知り合いやクライアントのサイトを代行して制作する場合のライセンスについてです。

かんた

Web制作事業者は要チェックです。

SWELLSANGO
第三者のサイト複数サイト制作OK別途ライセンス購入
第三者のサイト制作代行について

SWELLでの制作代行について

SWELLでのサイト制作代行に制限はありません。

自分用に1つSWELLのテーマを購入していれば、テーマの追加購入は必須ではありまん。

テーマの追加購入が必要な例

クライアントがSWELLの会員フォーラム、会員コミュニティーの利用を希望する場合は、別途テーマを購入しましょう。

SANGOでの制作代行について


SANGOでのサイト制作代行の場合、クライアント用にライセンスが必要です。

SANGO:利用規約

ご購入者本人様が主たる所有権を有するサイト以外でのご利用は禁止しております。請負の場合、1所有者(1クライアント)ごとにライセンスを購入する必要があります。

SANGO:利用規約

Diverや、THE THORのように制作代行業者向けの特別ライセンスはありませんが、クライアントごとにテーマが必要になるので注意しましょう。

SWELLSANGO
第三者のサイト複数サイト制作OK別途ライセンス購入
SWELLとSANGOライセンスの違い

アダルト系はOK?制作が禁止されているジャンルはあるか?

SWELL、SANGOともに制作が禁止されているジャンルはありません。

SWELL:テーマ利用規約

テーマご利用について
利用者は、本テーマをどのようなジャンルのサイトでも利用できます。

SWELL公式ページ:ご利用規約

SANGO:アダルトサイトにSANGOを利用しても構わないか?

法律に違反しない限り、問題ありません。

WordPressテーマ SANGOについてのよくある質問

一部有料テーマでは制作が禁止されているジャンルがありますのでテーマ選びの際は利用規約を確認しましょう。

まとめ

WordPress有料テーマ「SANGO」と「SWELL」の違いを比較しました。

SANGOはデザインが可愛らしく値段もざっくり1万円とコスパの良いテーマですが、使い勝手的にSWELLのほうが僕は好きです。「どっちにしようか迷っている」という人であればSWELLをオススメします。

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