SWELLとJINって、どう違うの?
初心者向けはどっちのテーマ?
SWELLとJINの両方を使った経験のある人の話をききたい…
その疑問に答えます。
僕はSWELLとJIN両方のテーマを使ってサイト運営しています。先に結論を書くとSWELLの方がかなり使いやすいと感じます。
JINは4年以上、SWELLは2年以上使っていますが、「差はどんどん開いていく一方」というが正直な感想です。
JINは良いテーマなんですが、最近出回っているSWELLなどの新しいテーマを使うと、どうしても不便だなと感じる点が多くなってきました。
本当に両方のテーマ持ってるの?
もちろんです。
まずこのブログはSWELLです。
JINについては当ドメイン内にテストサイトを作っておきました。
- 当サイトのドメイン :https://webrent.xsrv.jp/
- JINのテスト用サイト:https://webrent.xsrv.jp/demo/jin01/
SWELLとJIN:Rの違いは別記事で紹介しています↓
WordPressテーマ「SWELL」とは?
WordPress有料テーマのSWELL(スウェル)は2019年3月にリリースされた比較的新しいテーマです。
基本データ
SWELL | |
---|---|
販売事業者 | 株式会社LOOS |
テーマ販売日 | 2019年3月10日 |
テーマ価格 | 17,600円(税込み価格) |
ライセンス | 複数サイトでの利用可(GPLライセンス) |
サポート | あり |
公式サイト | https://swell-theme.com/ |
WordPressテーマ「JIN」とは?
JINは、ひつじさんと赤石カズヤさんが開発したWordPressテーマです。
基本データ
JIN | |
---|---|
販売事業者 | 株式会社CrossPiece |
テーマ販売日 | 2018年3月11日 |
テーマ価格 | 14,800円(税込み価格) |
ライセンス | 複数サイトでの利用可 |
サポート | あり |
公式サイト | https://jin-theme.com/ |
JINはふんわり優しい雰囲気のデザインが特徴。hitodeblogを運営するブロガー、ヒトデさんのブログにも採用されています。ブロガー界隈ではとても知名度が高いテーマです。
2022年には新たにJIN:Rという別テーマを販売しており、ユーザーとしてはテーマのアップデートが少なくなってきたかなーという印象を持ちます。
ちなみに先ほど名前を出したヒトデさんの運営しているhitodeblogもJINからJIN:Rに移行済みになっています。もし、JINの柔らかなデザインが好きであれば、今からあえてJINを購入するのはあまりお勧めしません。
JINユーザーだった僕がSWELLに移行した理由
ボクはWeb制作の仕事をしています。仕事がらかなり数多くのWordPressテーマを使った経験があります。JIN以外にもSWELL、AFFINGER6、SANGO、STORK19、THE THORなども持っています。
JINを使っていた時は我慢できないほどの不満はありませんでしたが、SWELLを試す機会がありJINと比較すると「だいぶ使い勝手が違うな」と驚きました。
SWELLを経験すると次の点がJINでは不便だなーと感じます。
JINの不満な点
- スマホ、PCなどデバイスごとの出し分け機能がない
- テーブルが使いにくい
- 画面の横幅いっぱいに表示するWordPress標準機能が使えない
- 吹き出しが使いにくい
- 繰り返し使うパーツの管理機能がない
- モバイルの表示スピードが遅い
- ブロックエディターが使いにくい
- カスタム投稿を追加すると、ターム名がテンプレートに表示されない
- アクションフックなどのカスタマイズ情報が公式サイトでヒットしない
- サイト型デザインを作るのにプログラムの知識が必要
エディターの使い勝手と機能は大きな差だとすぐに気づきます。
特にモバイル対応。
表で情報を見やすくまとめることって、ブログ記事だと当たり前の機能ですよね?PCだと見やすい表でも、スマホにすると横幅が狭いので、どうしても見づらくなります。
SWELLの表には「横スクロール機能」があります。「PCはスクロールなし」「スマホだけスクロール」など複数のオプションがあり、表ごとに調整できます↓
この横スクロール機能はJINには付いていません。スクロール以外にもSWELLにはスマホ用の調整機能があるんですが、JINにはほとんどなくかなり不便だなと感じる点です。
SWELLとJINの違いを比較|どっちを選ぶ?
まずは一覧でのSWELLとJINの比較です。
一覧比較表
SWELL | JIN | |
---|---|---|
販売会社 | 株式会社LOOS | 株式会社CrossPiece |
テーマ料金(税込み) | 17,600円 | 14,800円 |
発売日 | 2019年3月10日 | 2018年3月11日 |
表示速度 | 5.0 / 5.0 | 3.5 / 5.0 |
記事の装飾機能 | 4.5 / 5.0 | 3.5 / 5.0 |
記事の書きやすさ | 5.0 / 5.0 | 3.0 / 5.0 |
ブロックエディター対応 | 対応 | 一部対応 |
SEO対策のしやすさ | 5.0 / 5.0 | 3.5 / 5.0 |
AMP対応 | 非対応 | 非対応 |
テーマ乗り換えサポート | あり | 無し |
サポート | あり | あり |
ライセンス | 複数サイト対応化 | 複数サイト対応化 |
テーマ購入サイト | SWELL公式ページ | JIN公式ページ |
それぞれの違いを詳しく解説していきます。
【比較】JINとSWELLのエディターの違い
使いやすさ・機能でSWELLが「上」
SWELLもJINもWordPress標準のブロックエディター(グーテンベルク)対応テーマです。
ですが、SWELLとJINのエディター機能と使い勝手は大きく違います。
SWELLは元からブロックエディターをターゲットに開発されたテーマ。
一方のJINはクラシックエディター向けに開発され販売されていたテーマ。
今現在、ブロックエディターに100%対応しているとは言えません。
JINはブロックエディターで使えない機能がある
どのテーマでも共通のことですがWordPressのブロックエディターでは、「WordPress標準の装飾機能」と、「テーマのオリジナル機能」が使えます。
標準機能と、テーマオリジナル?
次の画像は標準機能とオリジナルの違いです↓
標準の装飾機能はWordPressのデフォルトテーマで使える機能のこと↓
例えば「動画の埋め込み機能」なんかは、WordPressの標準機能です↓
WordPressの標準機能なので、どのテーマでも共通して使えます。
ここからがポイントです。
JINではWordPressの標準機能が一部使えません。
元々JINユーザーだった僕がJINに不満を持ったポイントの1つがこれ。
なぜかWordPress標準の機能で使えないものがあるんです。
一例をあげると、カバーブロックの配置オプション。
カバーブロックは、動画を画像や背景に埋め込んだりするときに使う装飾機能です。背景が白で縦長なデザインって単調になりがちです。
そんな時にカバーブロックを使うと、メリハリをつけることができます。
以下カバーブロックのサンプルです↓
キャッチコピー
ロレム・イプサムの座り雨、トマ好き学習エリット、しかし時と活力、そのような躍動と楽しみ、ブラインド行うにはいくつかの重要な事柄に座ります。
キャッチコピー
ロレム・イプサムの座り雨、トマ好き学習エリット、しかし時と活力、そのような躍動と楽しみ、ブラインド行うにはいくつかの重要な事柄に座ります。
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ロレム・イプサムの座り雨、トマ好き学習エリット、しかし時と活力、そのような躍動と楽しみ、ブラインド行うにはいくつかの重要な事柄に座ります。
キャッチコピー
ロレム・イプサムの座り雨、トマ好き学習エリット、しかし時と活力、そのような躍動と楽しみ、ブラインド行うにはいくつかの重要な事柄に座ります。
カバーブロックの背景を、コンテンツ幅ではなく、画面横幅いっぱいに表示しています。カバーブロックには、幅のサイズを調整するオプションが用意されています。
表示幅のオプションで「全幅」を指定するだけで、サンプルのように画面いっぱいに背景を広げることができます↓
JINの場合、背景を横幅いっぱいに広げる「全幅」がありません。
カバーブロックの全幅オプションは、デフォルトテーマでも搭載されている標準機能です。WordPressの公式マニュアルにも解説記事のある機能なんですが、JINでは使えません….
無料テーマでも使える機能が1万円以上する有料テーマのJINで使えないのがかなり不満でした。
SWELLのほうが直感的な作業ができる
直感的?同じブロックエディターなのにどんな風に違うの?
いつくか具体例をお見せします。
SWELのエディター画面
記事に「色」を付ける装飾についてです。
画面の右に装飾のオプションがプレビューされます。
好きな色を選べばOK。
装飾の枠のスタイルもこの画面から選択できる仕様。
ここがポイント
- 装飾の一覧がグラフィックで表示される
- 枠線のスタイルもこの画面から指定できる
JINのエディター画面
こちらはJINのエディター上で装飾を編集している画面です↓
右側の装飾オプションに注目です。
ボックスデザインをクリックすると、選択可能な装飾の一覧が表示されます。ですが、全て文字です。「あの装飾ってどれだっけ?」と、ふと忘れてしまうことがあります。
しかも装飾の線の色をエディター上から変更できません。
ここがイマイチ
- 装飾の種類が文字で表示されている(選択してみない区別が付かない)
- 枠線の種類を設定するオプションがない
- SWELL、JINともににブロックエディターに対応
- SWELLの方が使いやすい
【比較】記事の装飾機能の違い
JIN、SWELLの装飾機能の差を比較します。
比較のポイント
- オリジナルブロックの違い
- ブロックボックスの違い
①オリジナルブロックの差を比較
SWEL、JIN両テーマともにオリジナルブロックが用意されています。
オリジナルブロックとはテーマ固有の機能のことで、記事に装飾する「ふきだし」「タブ」「ブログカード」などが一例です。
オリジナルブロックの数はSWELLが20個、JINが11個です。
SWELL | JIN | |
---|---|---|
オリジナルブロックの数 | 22個 | 11個 |
オリジナルブロックの数では、SWELLが勝っています。
SWELLオリジナルブロック
SWELLのオリジナルブロックは数も多く実用的なものが多くかなり便利です。
SWELLオリジナルブロックの詳細は公式サイトで詳しく紹介しています。
JINオリジナルブロック
- シンプルボックス
- 見出し付きボックス
- アイコンボックス
- シンプルボタン
- リッチボタン
- 吹き出し
- ブログカード
- 余白
- 区切り線
- ランキング
- 横並びボタン
②段落ブロックの装飾機能を比較
段落ブロックはテキストを装飾する機能ことです。SWELLはブロックボックスを拡張していますが、SWELLの段落ブロックの装飾機能はメチャクチャ凄いです!
SWELLとJINを比較する前にまずはWordPress標準テーマの装飾機能を見てみましょう↓
↓動く画像です↓
画面の右に表示されるのが段落ブロック装飾機能です。
WordPress標準では、フォントサイズを変更するぐらいのオプションしかありません。
続いてSWELLの段落ブロックの画面です。先ほどと同じく動く画像で紹介します↓
右側の装飾オプションに注目です。
メチャクチャ種類が豊富です。しかも、クリックすると装飾がエディター画面にそのまま表示されます。
最後にJINですが、JINのブロックボックス装飾機能はWordPress標準と同じです。
SWELL、JIN両方を使っての比較ですがエディターの装飾の種類については圧倒的にSWELLが上でした。
【比較】SEO対策用オプションの違い
SWELL | JIN | |
---|---|---|
SEO対策のしやすさ | 5.0 / 5.0 | 3.5 / 5.0 |
サイト運営で大事なSEO対策についてです。
SWELLの方が機能的に上です
SWELLを使うと検索エンジン上位に表示されやすいとかそういう話ではありません。ですが、専門知識がなくても、SEO対策をしやすい機能をSWELLは標準搭載しています。
ポイント
- JSON-LD構造化データ
- サイトの高速化オプション
それぞれを解説します。
Googleの検索結果で目立つことでクリック率があがる
SWELLには「JSON-LD」を自動生成する機能が付いています。
JSON-LD(ジェイソンエルディー)はGoogleが推奨している技術で、有効化すると次のメリットがあります。
JSON-LDのメリット
- 検索結果で目立つ(クリック率が上がる)
- 検索エンジンに記事の中身を伝えやすい
仕組みがよく分からない….
そんな人のために、具体例を紹介します↓
次の画像はGoogleで「SWELL LPサイト」と検索した画面です↓
一番上の記事がSWELLを使って投稿した記事なのですが、検索結果に「アコーディオン」が表示されています。これがJSON-LDの効果です。
検索ページで他の記事よりスペースを専有するので、相対的に他の記事より目立ちクリック率の上昇が見込めます。
実は、アコーディオンの中にアフィリエイトリンクを仕込むことができます。わざわざ記事に移動しなくても、リンクをクリックしてもらえるため、アフィリエイト報酬が発生しやすい構造を作ることができます。
ちなみにこの機能は、JINにはありません。
SEO設定オプションはほとんど同じ
最近のWordPress有料テーマは内部SEOの基本をカバーしているものばかりです。SWELLとJINもSEO設定オプションとして「meta tile」「 meta description」の設定が記事とアーカイブページ単位で行えます。
トップぺージのSEO項目
設定項目 | SWELL | JIN |
---|---|---|
meta tile | 対応 | 対応 |
meta description | 対応 | 対応 |
固定ページ・記事ページのSEO項目
設定項目 | SWELL | JIN |
---|---|---|
meta tile | 対応 | 対応 |
meta description | 対応 | 対応 |
meta keywords | 対応 | 対応 |
index設定 | 対応 | 対応 |
canonical URL | 対応 | 対応 |
カテゴリー、タグ等のアーカイブのSEO項目
設定項目 | SWELL | JIN |
---|---|---|
meta tile | 対応 | 対応 |
meta description | 対応 | 対応 |
index設定 | 対応 | 対応 |
canonical URL | 対応 | 非対応 |
※SWELLのSEO設定オプションについての注意
metaまわりの設定についてはSEO SIMPLE PACKプラグインを使うことを前提としているテーマです。SEO SIMPLE PACKプラグインはSWELLテーマの開発者さんが提供しているプラグインでSWELLとの互換性が100%。今回の比較ではSEO SIMPLE PACKプラグインを有効化した状態で調査しています。
WordPress公式ディレクトリー:SEO SIMPLE PACK
【比較】サイトの表示スピードの違い
SWELLの方が早い
測定したツールはグーグルのPageSpeed Insightsです。クリーンインストールしたワードプレス上にSWELLとJINのテストサイトを作りました。トップページだけでなく、固定ページ、記事ページ、アーカイブページを各5回ずつ測定しました(1サイト=20回の計測です)。
検証環境 | |
---|---|
測定ツール | PageSpeed Insights |
レンタルサーバー | 共有サーバー(エックスサーバー) |
ワードプレス | バージョン5.6(検証時に時利用可能な最新バージョン) |
PHP | 7.4.4 |
テーマ | JIN:2.360 SWELL:2.2.9.1 |
テーマの設定 | 初期設定 |
投稿・固定ページ | WordPressインストール時のサンプル投稿、サンプルページのみ |
テーマについて
- 測定日に利用可能な最新バージョンを使っています。
- 設定の変更はしていません。
パソコンサイトの測定結果です。
SWELLの表示速度データ
SWELLの平均値は95です。
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 97 | 89 | 98 | 92 | 97 | 95 |
固定ページ | 86 | 99 | 97 | 89 | 92 | 93 |
アーカイブ | 97 | 86 | 99 | 98 | 96 | 95 |
記事ページ | 98 | 92 | 98 | 97 | 97 | 96 |
JINの表示速度データ
JINの平均値は95です。SWELLと同じスコアです。
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 80 | 97 | 97 | 96 | 98 | 94 |
固定ページ | 96 | 90 | 97 | 95 | 95 | 95 |
アーカイブ | 97 | 98 | 98 | 98 | 98 | 98 |
記事ページ | 95 | 90 | 92 | 98 | 91 | 93 |
表示速度の結果
- パソコンサイトではSWELL、JINと同じ結果でした。
- スマホサイトについはSWELLが圧倒しました。
AFFINGER、THE THOR、賢威など他のWordPressテーマの表示速度についても比較しました。
【比較】デザインの違い
SWELL、JINのデザインの違いを比較していきます。
SWELLのデザインの特徴
シンプル美と機能性の両立
まさにシンプル美と機能性の両立。これSWELLのキャッチコピーです。SWELLはシンプルながらキレのあるデザイン性が特徴です。AFFINGERや賢威シリーズのようなコテコテのブログ感はありません。「全画面動画表示機能」やSWEL固有のコアブロックの1つ「フルワイドブロック」でインパクトのあるサイトを初心者でもデザインすることができます。
ブログだけでなくサイト型のコーポレートサイトもSWELLなら実現可能です。
【無料】デザイン着せ替えデータ
SWELLは「着せ替えデータ」を無料配布しています。SWELLを有効化したサイトで着せ替えデータを読み込むとデモサイトと同じデザインを再現できます。
着せ替えデータを読み込んだ後、自由にアレンジしてもOK!
着せ替えデータはSWELL購入後、会員ページから無料でダウンロードできます。
ダウンロードの回数に制限はありません。自分の好みにあうデザインを探しましょう!
JINのデザインの特徴
柔らかくガーリーなデザイン
JINは丸みがあり温かみを感じるユニークなデザインが特徴。アニメーション機能でちょっとした動きのあるサイトデザインを初心者でも作ることができます。
有料テーマはブログ感の強いデザインが多くあまりオシャレでないものが多いです。JINは有料テーマの中で抜群のデザイン性をほこるテーマ。「なんかおしゃれなブログだな」と目が留まるブログはだいたいJINだったりします。
とくにかくJIN公式サイトにあるデモデザインが素敵!
JINのデモサイトみたいなデザインにしたいなー。初心者のボクでもできるかな?
デモサイトのデータは無料で利用できるよ!
着せ替えデータが無料で公開されているから、読み込みだけでデモサイトと同じデザインでブログを始めることができるんだ。
JINのデモサイト一覧ページには12パターンのデモサイトがあります。このうちなんと11個が無料(ほぼ全部)で着せ替えデータが利用できます。
【比較】料金の違い
JINのほうが安い
その差は2,800円。JINのほうが安いです。
SWELL | JIN |
---|---|
17,600円 | 14,800円 |
SWELL、JINともに買い切りタイプです。1度料金を支払うだけでなので、毎月料金はかかりません。
一部のWordPressテーマは、拡張プログラムが有料で販売されています。例えばAFFINGERシリーズですね。吹き出しが登録できる上限が設定されていて、無制限にするには追加プログラム(2,980 円)が別途必要といったシステムです。
SWELL、JINはそういった制限や追加の有料プログラムはありません。
安心ですね!
SWELL、JINともに公式サイトでのみ販売しています。「ブログのサポート」「コンサル」といった抱き合わせで商売している人がいるようです。ですが、テーマの利用規約上その手の行為は禁止されています。テーマ購入の際は公式サイトから正規品を購入しましょう。
テーマ購入方法の違い
SWEL、JINともに公式方法からオンライン決済で購入する仕組みです。クレジット決済に対応していますが、銀行振り込みには対応していません。
決済方法 | SWELL | JIN |
---|---|---|
クレジットカード | JCB / VISA / Mastercard / Amex | VISA / Mastercard / Amex |
銀行振り込み | ||
その他 | バンドルカード | Vプリカ |
領収書について
クレジットカード支払いの明細が領収書代わりになります。
参考:クレジットカードの利用明細書によって経費を計上(三井住友カード運営メディア)
テーマの受け取り方の違い
SWELL、JINともに決済完了後、ダウンロードしてテーマを受け取る仕組みです。
JINのダウンロードリンクは購入時に登録するメールアドレスに記載してあります。SWELLは購入時に登録したメールに記載してある他、会員登録するとマイページからいつでもテーマをダウロードできます。
SWELL、JINともにダウンロード期限はありません。何回でもダウンロードできます。
【比較】JINとSWELLのサポートの違い
比較項目 | SWELL | JIN |
---|---|---|
Webマニュアル | ||
フォーラム | ||
テーマのアップデート | ||
総合評価 |
SWELL、JINのテーマを購入するとサポートがついていますが。両テーマの利用者として、SWELLのサポートのほうが上だと判断します。理由はSWELL開発者さん自らユーザーと向き合い、問題を解決しようとする姿勢が見えるからです。
サポートって何?
「テーマの設定方法が分からない!」「バグかな?」って時に助けてくれることだよ!
Webマニュアルを比較
SWELL、JINともに操作方法を画像や動画で解説しているWebマニュアルがあります。
Webマニュアルはテーマ購入者以外でも閲覧できます。
フォーラムを比較
SWELL、JINには会員フォーラムがあります。テーマの操作方法、不具合の投稿をするシステムです。SWELL、JINともに購入前でも閲覧できますが、会員登録したユーザー以外質問を投稿することはできません。
僕はSWELLのフォーラムを使ったことがあります。ちょっとした不具合でしたが、投稿から1時間42分後に不具合を修正したテーマを作ってもらいました!対応の速さにビックリした経験があります。
ちなみに僕はSWELL以外のテーマを保有しています。それぞれテーマの会員フォーラムを利用していますが、SWELLが一番感じが良い場所だなと感じます。テーマ開発者さんのリプが早く、フォーラム利用者の人の言葉遣いも丁寧。温かい温度を感じる場です。
他の有料テーマの場合、必ずしも質問しやすい雰囲気ではありません。
【口コミ・評判】SWELLのサポート
SWELLのサポートはネットで評判が非常に高いです。
swellの不具合?と思い、swellユーザー専用のサポートSlackに投稿した
— カーツ@Fateオタクの英国旅行ブログ (@kirts_blog) July 9, 2020
ユーザーサポートどれだけ手厚いのかなぁ、と若干楽しみに投稿したんだが投稿してすぐに解決方法思いついてやってみたら解決してしまった??
でも改めてSlackのスレッド見てるけどほんと了さん、チェックはええなぁ
私もSWELLの不具合報告をしたその日のうちに修正していただいたことがあります。WordPressは変化が激しくてテーマ側の対応は大変だと思いますが、不具合があってもなるべく早く修正していただけて助かります。 https://t.co/3nSrQf4emn
— よう (@you_01110) January 17, 2021
まって、不具合報告投げてから5時間で修正してくれるブログテーマってあるの!?
— カジェット@イヤホンブロガー (@kajet_jt) January 17, 2021
SWELL及び了さん対応の速さヤバすぎです。ありがとうございます! https://t.co/OnTQqcANkj
不具合があればすぐに修正していただけるのもSWELLの魅力??
— シーカー@ボルダリングブログやってます (@boulmedia_s_k) August 18, 2020
いつもお世話になってます?#wpswell https://t.co/Nm1XCB3uwK
【比較】テーマのアップデートの違い
「新機能の追加」「不具合解消」。不定期にテーマのアップデートが提供されます。
SWELL、JINともにテーマのアップデートは無料です。
テーマのアップデート頻度を比較すると、SWELLのほうが多いです。
【比較】JINとSWELLのライセンスの違い
比較内容 | SWELL | JIN |
---|---|---|
自分のサイト | 複数サイト制作OK | 複数サイト制作OK |
第三者のサイト | 複数サイト制作OK | 別途ライセンス購入 |
制作がNGなジャンル | 制限なし | 制限なし |
SWELLとJINのライセンスについてです。複数のサイトを作る予定の人や、Web制作事業としてクライアントサイトを作る可能性がある人は要チェックです。
それぞれの違いを比較していきます。
自分のサイトを複数作ってもOKか?
複数のサイト展開を予定している人にとっては重要な確認ポイントです。
結論:問題なし!
SWELL、JINともに自分のサイトについては複数のサイトを作っても問題ないライセンスです。公式サイトを確認して、複数サイトでの利用ができることを確認しました。
SWELL、JIN公式サイトにしっかり明記してあるよ!
SWELL:複数サイトでの利用について
質問:複数のサイトでも使えますか?
もちろんです。
SWELLは100%GPLのWordPressテーマですので、一切の制限なくご利用いただけます。
SWELL公式トップページ:よくある質問
JIN:テーマご利用について
JIN購入にあたっての注意事項 (ご利用規約)
1回の購入で複数サイトにご利用可能です。
SWELLとJINのライセンス上、1つのテーマを購入すれば複数サイトを作ってもOKです。他のテーマについては1サイトごとに1テーマの購入となっているものがあります。WordPress購入に際にはライセンスに注意しましょう。
第三者のサイトは制作しても大丈夫?
Web制作会社や、フリーランサーが有料テーマを使ってクライアントのサイトを作る場合のライセンスです。
SWELLはOK。JINはクライアントライセンスが必要
SWELLは受注案件でのサイト制作をする場合、追加テーマ(ライセンス)購入の必要はありません。
ほんと?
SWELL購入者限定でアクセスできる会員フォーラムに開発者さんが返答してたよ!
SWELLのライセンスの詳細について別記事にまとめました。受注案件でサイト制作している人はご覧ください。
JINは1クライアントあたり1ライセンスの追加購入が必要です。追加ライセンスとはテーマを追加で購入するという意味です。
JINで「第三者のサイト」を作成する場合
JIN購入者様が「第三者のサイト」をJINで制作していただくことも可能です。その場合、1クライアントあたり1ライセンスを購入していただく必要がございます。但し、第三者の方がすでにJINユーザーである場合は、ライセンス購入は必要ありません。
JIN購入にあたっての注意事項 (ご利用規約)
制作NGなジャンルはあるの?
SWELL、JIN両テーマとも制作を禁止しているジャンルはありません。
それぞれの公式サイト、公式フォーラムに記載しています。
SWELL:テーマ利用規約
テーマご利用について
SWELL公式ページ:ご利用規約
利用者は、本テーマをどのようなジャンルのサイトでも利用できます。
JIN:アダルトサイトでの利用
質問:JINのテンプレートはアダルトサイトでも利用できますか?もちろん日本の法律の範囲内でのアダルトサイトです。
返答:アダルトサイトでの利用についてですが、JINのイメージ上の観点から公式上では利用の許可については記載しておりません。JINをご購入いただいた時点で、ご利用の範囲はユーザー様におまかせしております。
JINフォーラム
一部のテーマはブランディングの観点からか、アダルト系サイトの制作を禁止しているものがあります。SWELLとJINはそういった制限はありません。
SWELL向けの人
次に当てはまる人は『SWELL』が向いています。
SWELL向けの人
- Web事業者で外注案件で使えるWordPressテーマを探している人
- シンプルでキレのあるデザインのほうが好き
- ブロックエディターに慣れている人
- ブログ記事の執筆速度をあげたい人
- SWELLテーマをアフィリエイト販売したい人
SWELLの購入方法については次の記事で解説しています。どこからSWELLを購入したらいいか不安な人はご覧ください。
SWELL購入後の設定については次の記事で紹介しています。
JINが向いている人
次に当てはまる人は『JIN』が向いています。
JIN向けの人
- フンワリした、かわいらしいデザインが好きな人
- クラシックエディターで記事を書きたい
とはいえ、2022年にJIN:Rがリリースされています。
JIN:RはWordPress標準エディターにも対応しています。JIN:Rのアップデート頻度や機能追加のページを見ている限り、今ならJINよりJIN:Rを購入した方が良さそうです。
FAQ
SWELLとJINに関するFAQです。
SWELLを安く買う方法はありますか?
次の記事で解説しています。
JINを安く買う方法はありますか?
JINにはセルフバックはありませんが、レンタルサーバーでConoHa WINGを利用している人に限り、割引購入が可能です。
通常価格 | 割引後の価格 |
---|---|
14,800円 | 14,250円 |
まとめ
WordPress有料テーマのSWELLとJINを比較しました。
「どっちのテーマにすべきか悩んでいる!」そんな人のお役に立てれば幸いです。JINとSWELLは両方良いテーマだと思います。現時点ではエディターが使いやすくSWELLがオススメです。
記事を書く時のちょっとした違和感って結構なストレスになります。JINはブロックエディターに100%対応していないので、クラシックエディターに切り替えたりするのが面倒でした。JINはデザインが素晴らしいのにそこが残念だなと思います。
SWELL | JIN | |
---|---|---|
販売会社 | 株式会社LOOS | 株式会社CrossPiece |
テーマ料金(税込み) | 17,600円 | 14,800円 |
発売日 | 2019年3月10日 | 2018年3月11日 |
表示速度 | 5.0 / 5.0 | 3.5 / 5.0 |
記事の装飾機能 | 4.5 / 5.0 | 3.5 / 5.0 |
記事の書きやすさ | 5.0 / 5.0 | 3.0 / 5.0 |
ブロックエディター対応 | 対応 | 一部対応 |
SEO対策のしやすさ | 5.0 / 5.0 | 3.5 / 5.0 |
AMP対応 | 非対応 | 非対応 |
テーマ乗り換えサポート | あり | 無し |
サポート | あり | あり |
ライセンス | 複数サイト対応化 | 複数サイト対応化 |
テーマ購入サイト | SWELL公式ページ | JIN公式ページ |
- WING Affinger5(アフィンガー)とSWELLの違いを比較
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