SWELLの表示スピードって早いって評判だけど本当に早いの?
他のテーマと比較したデータを見てみたい。
その疑問にデータでお答えします。
次の有料WordPressテーマを購入し、ページの表示速度をチェックしたデータを公表します。
テーマ表示速度調査の概要
ワードプレス有料テーマを実際に購入してテストしました。
本当に?
ぼくのダッシュボードを公開しますね!
有料テーマを有効化したサイト上で、次のページの測定を行っています。
- トップページ
- 固定ページ
- アーカイブページ(カテゴリーなど、投稿が一覧されるページ)
- 記事ページ
トップページを5回、固定ページを5回、アーカイブページを5回、記事ページを5回。これを13テーマ分、つまり合計260回測定しました。
1つのテーマあたり合計20回の測定です。
サイトの表示スピードを計測した検証環境は次の通りです。
検証環境 | |
---|---|
測定ツール | PageSpeed Insights |
サーバー | 一般の共有レンタルサーバー |
WordPress | バージョン5.6(検証時に時利用可能な最新バージョン) |
PHP | 7.4.4 |
テーマ | 検証時に利用可能な最新バージョン |
テーマの設定 | 初期設定 |
投稿・固定ページ | WordPressインストール時のサンプル投稿、サンプルページのみ |
PageSpeed Insightsってどんなツールなの?
ページ単位で表示速度を測定してくれるツール。
測定結果を0~100のスコアで教えてくれるよ!
0が最低つまり表示スピードが遅い。
100が最高で表示スピードが速い。
テーマについて
- 検証日に利用可能な最新バージョンを使っています。
- 設定の変更はしていません。
WordPressテーマのサイト表示測定結果
WordPressテーマ表示速度ランキング
有料テーマを測定した結果の表示速度ランキングです。
順位 | テーマ名 | パソコンサイト | スマホサイト | 合計スコア |
---|---|---|---|---|
1位 | SWELL | 99 | 98 | 197 / 200 |
2位 | Emanon Pro | 98 | 92 | 190 / 200 |
3位 | SANGO | 98 | 89 | 187 / 200 |
4位 | アルバトロス | 99 | 86 | 185 / 200 |
5位 | 賢威8 | 98 | 84 | 182 / 200 |
6位 | STORK(旧STORK) | 95 | 82 | 177 / 200 |
7位 | ハミングバード | 96 | 80 | 176 / 200 |
8位 | DIVER | 95 | 78 | 173 / 200 |
9位 | STINGER PRO2 | 96 | 76 | 172 / 200 |
10位 | JIN | 95 | 71 | 166 / 200 |
11位 | THE THOR | 93 | 63 | 156 / 200 |
12位 | AFFFINGER5 | 86 | 66 | 152 / 200 |
12位 | AFFFINGER5 EX | 88 | 64 | 152 / 200 |
PageSpeed Insightsのスコアって、どんな風に見ればいいの?
スコアの目安を紹介するね。詳しくは下の表を見て。
区分 | スコア | 内容 |
---|---|---|
Good | 80~100 | パフォーマンスに関するおすすめの方法が最大限適用されており、最適化の余地がほとんどありません。 |
Medium | 60~79 | パフォーマンスに関する一般的なおすすめの方法の一部が実装されておらず、ある程度最適化の余地があります。 |
Low | 0~59 | ページは最適化されておらず、最適化すべき点がかなり多くあります。ページのスコアは 0~59 の範囲になります。 |
スコアはGoogleの基準です。
60以上を目指したいところですね。
①サイトの表示速度測定結果:SWELL
SWELLはパソコンサイト、スマホともに平均値が90オーバー。今回計測した有料テーマの中で最速でした。
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 98 | 97 | 98 | 93 | 98 | 97 |
固定ページ | 100 | 100 | 100 | 99 | 100 | 100 |
アーカイブ | 100 | 100 | 100 | 96 | 100 | 99 |
記事ページ | 100 | 100 | 100 | 98 | 100 | 100 |
平均値は『99』
SWELLの表示速度
他のテーマと違ってスマホサイトの表示でも90オーバー。他の有料テーマは60~70台なのにかなり差が開きました。SWELLにはテーマ固有の機能として「高速化機能」があります。今回の検証では使っていないにも関わらずトップ。さらに高速化を望めそう(参考:SWELLの高速化機能について)
②サイトの表示速度測定結果:Emanon Pro
SWELLにつぐ第2位はEmanon Pro。
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 99 | 99 | 99 | 100 | 99 | 99 |
固定ページ | 98 | 97 | 97 | 97 | 97 | 97 |
アーカイブ | 99 | 99 | 99 | 99 | 87 | 97 |
記事ページ | 97 | 97 | 97 | 97 | 97 | 98 |
平均値は『98』
③サイトの表示速度測定結果:SANGO
パソコン、スマホサイトともに高速で文句なし。
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 98 | 98 | 98 | 98 | 99 | 98 |
固定ページ | 98 | 98 | 99 | 99 | 99 | 99 |
アーカイブ | 99 | 98 | 98 | 98 | 98 | 98 |
記事ページ | 99 | 98 | 96 | 98 | 98 | 98 |
平均値は『98』
SANGOの高速化
SANGOには遅延読み込みやPV測定機能をオフにするページ読み込み高速化オプションがあります。今回の検証では高速化オプションを一切使っていません。
④サイトの表示速度測定結果:アルバトロス
STORK19などの有料テーマを販売しているOPEN CAGEの有料テーマ。
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 99 | 98 | 98 | 99 | 99 | 99 |
固定ページ | 98 | 99 | 99 | 99 | 99 | 99 |
アーカイブ | 95 | 99 | 99 | 99 | 99 | 99 |
記事ページ | 96 | 99 | 98 | 99 | 99 | 98 |
平均値は『99』
⑤サイトの表示速度測定結果:賢威8
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 98 | 99 | 96 | 100 | 99 | 98 |
固定ページ | 96 | 99 | 100 | 99 | 90 | 97 |
アーカイブ | 99 | 99 | 99 | 99 | 99 | 99 |
記事ページ | 97 | 90 | 99 | 99 | 99 | 98 |
平均値は『98』
賢威8の表示速度
パソコンサイトは文句なしに高速。スマホでの表示速度も2位とかなり早い。
⑥サイトの表示速度測定結果:STORK(旧STORK)
STORK19の前バージョンSTORK。パソコンでは96とかなりの表示スピード。課題はスマホサイト。
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 96 | 96 | 96 | 96 | 96 | 96 |
固定ページ | 97 | 95 | 96 | 96 | 96 | 96 |
アーカイブ | 96 | 94 | 96 | 96 | 96 | 96 |
記事ページ | 95 | 95 | 95 | 96 | 96 | 95 |
平均値は『96』
⑦サイトの表示速度測定結果:ハミングバード
OPEN CAGEの人気テーマ「ハミングバード」がSTORKに次いで5位ランクインです。同じ開発者ということもあり、傾向が似ています。パソコンサイトはかなり高速、課題はモバイルサイトでの表示。
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 96 | 96 | 96 | 96 | 96 | 96 |
固定ページ | 97 | 95 | 96 | 96 | 96 | 96 |
アーカイブ | 96 | 94 | 96 | 96 | 96 | 96 |
記事ページ | 95 | 95 | 95 | 96 | 96 | 95 |
平均値は『96』
⑧サイトの表示速度測定結果:DIVER
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 95 | 95 | 95 | 91 | 96 | 94 |
固定ページ | 96 | 97 | 97 | 97 | 97 | 97 |
アーカイブ | 93 | 97 | 93 | 94 | 95 | 94 |
記事ページ | 96 | 96 | 96 | 96 | 96 | 96 |
平均値は『95』
⑨サイトの表示速度測定結果:STINGER PRO2
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 97 | 98 | 98 | 98 | 98 | 99 |
固定ページ | 98 | 98 | 97 | 98 | 98 | 98 |
アーカイブ | 95 | 96 | 82 | 95 | 96 | 93 |
記事ページ | 96 | 96 | 91 | 96 | 96 | 95 |
平均値は『96』
⑩サイトの表示速度測定結果:JIN
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 80 | 97 | 97 | 96 | 98 | 94 |
固定ページ | 96 | 90 | 97 | 95 | 95 | 95 |
アーカイブ | 97 | 98 | 98 | 98 | 98 | 98 |
記事ページ | 95 | 90 | 92 | 98 | 91 | 93 |
平均値は『95』
JINの表示速度
今回の検証では3位。パソコンサイトは文句なしに高速。課題はスマホでの表示速度。
⑪サイトの表示速度測定結果:THE THOR
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 91 | 92 | 91 | 93 | 94 | 92 |
固定ページ | 95 | 94 | 94 | 95 | 94 | 94 |
アーカイブ | 93 | 91 | 93 | 92 | 92 | 92 |
記事ページ | 94 | 95 | 94 | 94 | 95 | 95 |
平均値は『93』
THE THORの表示速度
パソコンサイトは文句なしに早く90点台。今回の検証ではテーマは初期設定しばり。THE THORの高速化機能を使ってチューニングすれば改善できるか?
⑫サイトの表示速度測定結果:AFFINGER5(アフィンガー5)
ブロガーに人気のテーマAFFINGER5の測定結果です。パソコンサイトでは86点となかなかのスピード。スマホサイトでの表示速度があまり良くありませんでした。
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 97 | 89 | 98 | 92 | 97 | 95 |
固定ページ | 86 | 99 | 97 | 89 | 92 | 93 |
アーカイブ | 97 | 86 | 99 | 98 | 96 | 95 |
記事ページ | 98 | 92 | 98 | 97 | 97 | 96 |
平均値は『86』
AFFINGER5の表示速度
高機能だけに少し遅い。パソコンサイトでは問題なし。スマホサイトでの表示速度がちょっと気になります。
⑫サイトの表示速度測定結果:AFFINGER5 EX(アフィンガー5 エキスパート)
AFFINGER 5EXは、AFFINGER5の上位版のテーマです。
ページ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|
トップページ | 86 | 89 | 88 | 88 | 90 | 88 |
固定ページ | 84 | 86 | 84 | 93 | 89 | 87 |
アーカイブ | 87 | 89 | 84 | 93 | 92 | 89 |
記事ページ | 84 | 90 | 87 | 90 | 93 | 89 |
平均値は『88』
AFFINGER5 EXの表示速度
通常版のAFFINGER5同様にパソコンサイトは高スコア。スマホサイトの表示速度が他のテーマと比較して遅い。
サイトの表示速度が重要な2つの理由
サイトの表示速度ってそんなに大事なの?
メチャクチャ重要だよ!理由は次の2つ。
サイト速度が重要な2つの理由
- SEO(検索エンジン対策)上のメリットがある
- ブログ読者がイライラしてサイトを離脱する可能性がある
理由その①:SEO(検索エンジン対策)上のメリットがある
サイトのページ読み込み速度は検索エンジン順位を決めるアルゴリズムの1つです。
これはグーグルが公表しています。
ランキング要素に使います
読み込み速度はこれまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、それはデスクトップ検索を対象としていました。 そこで 2018 年 7 月よりページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することを本日みなさんにお伝えしたいと思います。
グーグルウェブマスター向け公式ブログ
ハッキリ書いてあった!
グーグルにしては珍しく「表示速度は検索アルゴリズムの1つだと」明言しています。
ちなみにPSIのスコアが良いほどSEOで効果が高いって意味じゃないので注意が必要。
理由その②:ブログ読者がイライラしてサイトを離脱する可能性がある
サイトにアクセスしても表示までに時間がかかる時、イライラしませんか?
人によってはサイトが表示されるのを待たずに別のサイトへ移動します。グーグルのデータによればサイトが表示されるまでに3秒以上かかると離脱率が32%に上昇、5秒なら90%とさらに上昇します。離脱されたくなければ、表示速度を上げる必要があります。
ページの読み込み時間 | 離脱率 |
---|---|
1~ 3秒 | 32% |
1~ 5秒 | 90% |
1~ 6秒 | 106% |
1~10秒 | 123% |
たった3秒で表示離脱率が32%です。
サイトの表示スピードが遅くなる理由と改善方法
サイトの表示スピードを早くするには、遅くなる原因を特定するのが第一ステップです。
サイトが遅い場合、わたしは次の順で原因の切り分けをします。
原因①:レンタルサーバーのスペックが低い
「サーバーが悪い」。
何より先にサーバーが原因かどうかを調べます。
え?なんでサーバーが一番最初なの?
サーバーのスペックが問題の場合、他で何をしても大きな改善が見込めないから。
安い共有レンタルサーバーを使っている人は真っ先にサーバーを調べましょう。
サーバーが原因の場合、キャッシュプラグインの導入・画像を軽量化しても効果はほとんどありません。
切り分け方法
レンタルサーバー原因かどうか調べる方法です。契約しているレンタルサーバーにワードプレスをクリーンインストールしましょう。
運用中のサイトをうっかり上書きしないよう注意してください。
WordPressをインストールしたら、テーマもデフォルトままでOKです。その状態で速度のチェックをしましょう。
測定ツールはなんでもOK。「よくわからん!」って人は、PageSpeed Insightsを使ってみましょう。
何も設定していない状態でサイトの表示速度が遅い場合、原因はサーバーということになります。
この場合サーバーのスペックに特に問題はないと言えます。
- レンタルサーバー会社に問い合わせする
- レンタルサーバー会社に依頼して、別のサーバーに替えてもらう
- 別のレンタルサーバー会社に移行する
原因②:レンタルサーバーの同居人の影響
共有レンタルサーバーは複数のユーザーが同居しています。現実社会だと集合住宅のようなイメージです。
同居しているユーザーのトラフィック量が増えたりすると、サーバーの負荷が上がり他の同居ユーザーのサイト表示に影響が出る場合があります。
そんなこと本当にあるの?
あるよ!
各レンタルサーバー会社から直接回答もらったよ。
レンタルサーバー | サポートからの回答 |
---|---|
エックスサーバー | 共有サーバーという仕様上、他の利用者様のサーバーアカウントの負荷が急上昇した場合など、一時的に影響を被るといった可能性はございます。 なお、弊社で定めたしきい値を超える負荷上昇を確認した場合、ご利用を制限するなど適切な措置を実施しております。 |
さくらインターネット | 「さくらのレンタルサーバ」は1つの物理サーバを他のご契約者様と共用して頂くサービスとなります為、他のお客様にて高負荷の処理等を行われる場合、同じサーバご利用のホームページ等に影響が出ることがございます。 そういったことが無ければ特別遅いという事は無く、企業ホームページ等でもご利用頂いているお客様は多数いらっしゃいます。 ワードプレスは様々な設定が出来る反面、適切な設定をしていなければサイトが重くなってしまいます。 |
ロリポップ! | おっしゃる通り、共用サーバーになりますので、高負荷が発生いたしますと表示速度が落低下する可能性はございます。 しかし、サーバーに高負荷を与えるような利用をしているユーザーは検知し警告・停止対応等を順次行っており、そういった事象が発生しないように善処しております |
カラフルボックス | 共有サーバーである以上、影響を受ける可能性はございますが、各BOXプランによる制限がございますため、他のユーザー様からの影響は少ないと認識しております。 |
ConoHa WING | お問い合わせの件につきまして、ご認識いただいておりますように共有サーバーについては1つのサーバー環境にて複数のお客様がご利用されるものとなりますため、他のお客様のご利用状況によってはパフォーマンスが低下する可能性はございます。 WINGについては共有サーバーとなりますため上記の懸念はあるものとなります。 |
今回確認した全てのレンタルサーバー会社が、同居している他のユーザーの影響によりサーバーのパフォーマンスが落ちる可能性を認めています。
共有サーバーなら当然のことです。それが嫌ならコストをかけてVPSでも選ぶべき。
原因③:外部サイトをブログカードで表示している
外部サイトをブログカードで表示しているのが原因でページの表示スピードが著しく落ちることがあります。記事にに表示するサムネイル画像やサイト名を外部サイトに取得しにいくからです。
外部サイトの反応が早い場合は良いのですが、遅いぶんだけ読み込みに時間がかかります。
この場合の解決方法は次の通りです。
改善方法
- ブログカードを使わない
- ブログカードをキャッシュする
原因④:動画ファイル・画像ファイルが重い
記事内に、動画ファイルや画像ファイルがあるとページの読み込みスピードが低下します。記事を魅力的に見せるために動画や画像を全く使わないという選択肢はありません。
対処方法として必要以上にファイルサイズが大きくならないようアップロード前に調整しましょう。
動画のファイズサイズを小さくする方法
- 解像度を落とす
- フレームレートを落とす
- 動画の不要なフレームを削除する
画質が劣化しないよう注意しながらファイルサイズを調整しましょう。
原因⑤:プラグインの読み込みに時間がかかる
使っているプラグインが原因でサイトの表示スピードが遅くなることがあります。インストールしているプラグインの「数」が原因の場合と、「特定のプラグイン」が原因のケースがあります。
プラグインが原因になるケース
- プラグインを使い過ぎている
- 特定のプラグインが問題になっている
私の経験上、特定のプラグインが原因だったりすることが多いです。
問題のプラグインを特定する方法はシンプル。プラグインの一覧を表示させ、上から1個ずつ停止してパフォーマンスをチェックすればOKです。
一度に全部停止すると、どれが問題のプラグインが特定できません。必ず1つずつ停止して確認しましょう。
【初心者向け】SWELLを高速化する設定
SWELLを使っているサイトの表示スピードを上げる方法を初心者向けに解説します。
高速化オプションを活用する
SWELLには独自機能として「高速化オプション」が搭載されています。
ダッシュボード上の左側に表示される「SWELL設定」→「高速化」タブを進みましょう。
高速化設定オプション
- キャッシュ
- 遅延読み込み
- ページ遷移高速化
PHPを最新にバージョンアップする
PHPはWordPressを表示してくれるプログラム言語です。SWELLというよりレンタルサーバーの設定変更ですが、重要かつわりと簡単な作業なので最新バージョンを使いましょう。
PHPのバージョンアップ作業は各レンタルサーバーのコントロールパネル上で行ってください。
まとめ
WordPress有料テーマの表示スピードについてでした。今回の調査ではSWELLが一番、僅差でEmanon Proという結果でした。有料テーマはどうしても高機能なせいか遅くなりがち。そんな中でもテーマによっては高速なものがあることがわかりました。
順位 | テーマ名 | パソコンサイト | スマホサイト | 合計スコア |
---|---|---|---|---|
1位 | SWELL | 99 | 98 | 197 / 200 |
2位 | Emanon Pro | 98 | 92 | 190 / 200 |
3位 | SANGO | 98 | 89 | 187 / 200 |
4位 | アルバトロス | 99 | 86 | 185 / 200 |
5位 | 賢威8 | 98 | 84 | 182 / 200 |
6位 | STORK(旧STORK) | 95 | 82 | 177 / 200 |
7位 | ハミングバード | 96 | 80 | 176 / 200 |
8位 | DIVER | 95 | 78 | 173 / 200 |
9位 | STINGER PRO2 | 96 | 76 | 172 / 200 |
10位 | JIN | 95 | 71 | 166 / 200 |
11位 | THE THOR | 93 | 63 | 156 / 200 |
12位 | AFFFINGER5 | 86 | 66 | 152 / 200 |
12位 | AFFFINGER5 EX | 88 | 64 | 152 / 200 |
テーマ選びの参考にしてください。
最近ではWPロケットといった高速化プラグインを導入することで、PSIスコアの悪いページでも爆速になることがあります。ページの読み込み速度が遅い場合はテーマだけでなくプラグインも導入も検討しましょう。
サイトの表示速度以外にもWordPressテーマの違いを比較した記事を書いています。テーマ選びに迷っている人はぜひご覧ください↓
- WING Affinger5(アフィンガー)とSWELLの違いを比較
- THE THOR(ザ・トール)とSWELLの違いを比較
- JIN(ジン)とSWELLの違いを比較
- どちらも可愛いSANGOとSWELL。どっちが初心者向け?違いを詳しく比較!
- SWELLを徹底レビュー
- DIVERとSWELLの違いを比較【初心者向けのWordPressはどっち?】
- 【徹底レビュー比較】Emanon ProとSWELLの違いは?どっちが初心者向けのテーマか?
- SWELLと賢威8をレビュー。何が違うの?テーマを比較!
- STORKとSWELLの違い比較レビュー
- WING Affinger5(アフィンガー)とSWELLの違いを比較
- THE THOR(ザ・トール)とSWELLの違いを比較
- JIN(ジン)とSWELLの違いを比較
- どちらも可愛いSANGOとSWELL。どっちが初心者向け?違いを詳しく比較!
- SWELLを徹底レビュー
- 【徹底レビュー比較】Emanon ProとSWELLの違いは?どっちが初心者向けのテーマか?
- SWELLと賢威8をレビュー。何が違うの?テーマを比較!
- STORKとSWELLの違い比較レビュー