プラグインを旧バージョンに戻したい
WordPressをアップグレード前のバージョンにダウングレードしたい
WordPressやプラグインをアップデートすると不具合が発生することがあります。バックアップをとっていれば問題ないのですが、たまたまバックアップをしていなくて冷や汗をかく時ってありますよね?
そんな時にWordPressとプラグインを以前のバージョンに戻す方法を紹介します。
プラグインを以前使っていた古いバージョンに戻す方法
プラグインを最新バージョンにしたら不具合が発生した!
以前のバージョンに戻したい!
そんな場合の解決方法を2つ紹介します。
解決方法
- 手動:旧バージョンファイルで上書きする
- プラグイン:サクサク指定のバージョンに戻す
手動:旧バージョンファイルで上書きする
ダッシュボード上でプラグイン一覧ページを表示します。
ダウングレードしたいプラグインの「詳細を表示」をクリック。
次に表示される画面で「WordPressプラグインページ」をクリック。
右側にある「詳細を表示」をクリック。
ページが表示されたら、画面を下のほうにスクロールし「上級者向け設定」まで進みましょう。
開発バージョンをクリックすると古いバージョンのプラグイン一覧が表示されます。
1世代前のバージョン(1.5)に戻したい場合は1.5を選択し右側の「ダウンロード」をクリック。
これで旧バージョンのプラグイン「classic-editor.1.5.zip」を入手できました。
ダウンロードしたプラグインは.zip形式のファイルです。
解凍せずにこのまま任意の場所にいったん保存しておきます。
WordPressダッシュボードで作業を行ってください。
「プラグイン」→「新規追加」の順にクリック。
ページ上部にある「プラグインのアップロード」→「ファイルの選択」の順にクリック。
先程ダウンロードしたプラグインファイルを選択し「今すぐインストール」をクリック。
「アップロードしたもので現在のものを置き換える」をクリック。
プラグイン一覧ページを確認します。
Classic Editorプラグインがダウングレードしていることが分かります。
以上でプラグインを旧バージョンに戻す作業は完了です。
プラグイン:サクサク指定のバージョンに戻す
手動が面倒だと感じる人向けにプラグインを使う方法も合わせて紹介します。
利用するのは「WP Rollback」というプラグインです。
WP Rollbackは一般の無料プラグイン同様に管理画面からインストールし有効化できます。
プラグイン検索で見つからない場合は以下のリンクよりダウンロードしサイト上にアップロード後、有効化してください。
WP Rollbackを有効化するとプラグイン一覧ページ上で各プラグインに「Rollback」と文字が表示されます。
旧バージョンに戻したいプラグインにある「Rollback」をクリックします。
Class Editorの旧バージョン一覧が表示されます。
Installed versionと灰色に表示されているのが現在サイトで有効化しているバージョンです。
1世代前のプラグインにダウングレードする場合は「1.5」をクリック。
選択できたら画面の下に表示されている青い「Rollbak」をクリック。
確認の画面が表示されます。問題がなければ画面下の「Rollback」をクリック。
確認画面に表示される内容。
表示 | 内容 |
---|---|
Plugin Name | プラグインの名称 |
Installed Version | 有効化しているプラグインのバージョン |
New Version | ダウングレードするプラグインのバージョン |
プラグインの一覧ページ上でClass Editorが1.5にダウングレード出来ていることが確認できます。
以上でプラグインのダウングレード作業は終了です。
作業終了後はWP Rollbackプラグインは不要です。
プラグインのダウングレードが完了したらWP Rollbackプラグインは削除してしまって問題ありません。
注意
プラグインを指定のバージョンに戻す方法は、対象のプラグインがWordPres公式プラグインディレクトリーに公開されている場合のみです。プラグイン開発会社から購入した有料プラグインなどは今回の方法ではダウングレードできません。プラグインファイルに独自カスタマイズをしていた場合、この作業ではカスタマイズしていた内容を復元することができません。
ダウングレードしてもまたアップデートできる!
Rollbackプラグインでダウングレードしたプラグインって、またアップグレードできるの?
もちろん!
ダウングレードしたプラグインはプラグイン一覧ページに「新バージョンが利用できます。」と表示されます。
「更新」をクリックするだけで最新バージョンにいつでもアップグレードできます。検証などの目的でダウングレードした場合、何度でもアップグレード→ダウングレードを繰り返せます。
WordPress本体を以前使っていた古いバージョンに戻す方法
WordPress5.7.1からWordPress5.6に戻す!そんな時に便利なテクニックです。
どんな場合に使えるの?
想定ケース
- 最新バージョンにアップデートしたら不具合が発生した!
- 検証目的で特定のバージョンにダウングレードしたい
プラグインを使ってWordPressを指定のバージョンにダウングレードする方法
この記事では「WordPress5.7.1」を「4.9」に指定してダウングレードしていきます。他のバージョンにもダウングレード可能ですので指定バージョンは自分の環境に置き換えて作業してください。
利用するのは「WP Downgrade | Specific Core Version」プラグインです。
WP DowngradeはWordPress公式ディレクトリーに公開されている無料プラグインです。ここ最近アップデートされていませんが、WordPress5.7.1→WordPress4.9.8へのダウングレードができることを確認しています。
WP Downgradeを有効化した後、「設定」→「WP Downgrade」の順にクリック。
「WordPress Target Version」にダウングレードしたいWordPressバージョンを入力。
その他のオプションは一切選択していません。
「変更を保存」をクリック→「Up/Downgrade Core」をクリック。
ページが移動したら「バージョン4.9.8-jaを再インストール」をクリック。
ダウングレードが完了するには数秒~10秒程度かかります。通信環境によっては数分程度かかることがあります。
何もせずそのままにしてけばOKです。
ダウングレードが完了すると画面が切り替わります。
無事指定したバージョンの4.9.8にワードプレスがダウングレードできました。
以上でWordPress本体を古いバージョンに戻す作業が完了です。
WP Downgradeプラグインはダウングレード作業完了後に削除して構いません。WP Downgradeを無効化してもダウングレードしたWordPressはそのままのバージョンです。
保守契約のあるクライアントサイトで特定のWordPressバージョンでエラーが出るなんてことは結構あります。WP DonwgradeはFTP要らず。特定のバージョンに戻して検証したい場合に最適な便利なプラグインです。
ちなみにWP Donwgradeはダウングレードだけでなく、指定したバージョンにアップグレードできる機能があります。
まとめ
プラグインとWordPress本体のダウングレード方法について解説しました。
便利なプラグインが出回っているので指定のバージョンへの切り戻し作業はそれほど難易度が高くありません。
Web制作事業者の方だとクライアントサイトでのトラブルシューティングで結構使えるテクニックです。ぜひ活用してみてください!
本ブログではWordPressでのサイト・ブログ制作・SWELLなどの有料テーマ、SEO関する情報を発信しています。
またの訪問をお待ちしてります!
- 【3選】WordPress絞り込み検索プラグイン
- 【デメリット有り】WP Rocketプラグインをレビュー|口コミ・評判を調査
- 【高速化ならこれ】爆速プラグイン「WP Rocket」の購入方法
- WordPress無料プラグインの見つけ方
- WordPress絞り込み検索プラグイン「VK Filter Search Pro」の使い方
- 【レビュー】絞り込み検索プラグイン「VK Filter Search Pro」のメリット・デメリット
- 棒・円・チャートなどのグラフを作成できる無料WordPressプラグイン「Visualizer」
- カウントダウンタイマーを設置できる無料プラグイン
- WordPress本体・プラグインをグレードダウンするプラグイン
- カラムブロック・カバーブロックにリンクを設定するプラグイン
- WING Affinger6(アフィンガー6)とSWELLの違いを比較
- THE THOR(ザ・トール)とSWELLの違いを比較
- SWELLと賢威8をレビュー。何が違うの?テーマを比較!
- SWELLとJIN:Rの違いを比較
- SANGOとSWELLの違いを比較
- SWELLとSTREETISTの違いを比較
- CocoonとSWELLの違いを比較。テーマ切り替えのメリット・デメリットを経験者が解説
- DIVERとSWELLの違いを比較【初心者向けのWordPressはどっち?】
- SWELLとEMANON Proの違いを徹底レビュー
- WordPress「SWELL」を徹底比較レビュー|ネットの評判・デメリットも解説
- STORK19とSWELLの違いを比較【それぞれのメリット・デメリットをWeb制作業者が解説します】
- SWELLとHummingbird(ハミングバード)の違いを比較