WordPress本体・プラグインのバージョンを指定のバージョンに戻す(ダウングレード)する方法

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ステマ規制対策をしないとどうなるの?
初心者

プラグインを旧バージョンに戻したい
WordPressをアップグレード前のバージョンにダウングレードしたい

WordPressやプラグインをアップデートすると不具合が発生することがあります。バックアップをとっていれば問題ないのですが、たまたまバックアップをしていなくて冷や汗をかく時ってありますよね?

そんな時にWordPressとプラグインを以前のバージョンに戻す方法を紹介します。

この記事を書いた人
  • IT業界24年のベテラン エンジニア
  • WordPressで企業サイトの構築しています
  • 取り扱いWordPressテーマは300個オーバー
SWELLマニアの かんた です
目次

プラグインを以前使っていた古いバージョンに戻す方法

プラグインを以前使っていた古いバージョンに戻す方法
初心者

プラグインを最新バージョンにしたら不具合が発生した!
以前のバージョンに戻したい!

そんな場合の解決方法を2つ紹介します。

解決方法

  • 手動:旧バージョンファイルで上書きする
  • プラグイン:サクサク指定のバージョンに戻す

手動:旧バージョンファイルで上書きする

Classic Editor バージョン「1.6」を、 「1.5」にダウングレードしていきます!

STEP
プラグインの詳細ページへ移動

ダッシュボード上でプラグイン一覧ページを表示します。

ダウングレードしたいプラグインの「詳細を表示」をクリック。

プラグイン一覧ページ
プラグイン一覧

次に表示される画面で「WordPressプラグインページ」をクリック。

プラグインの詳細ページ
プラグインの詳細ページ
STEP
プラグインのダウンロード

右側にある「詳細を表示」をクリック。

英語版のサイトを閲覧している場合は「Advanced View」をクリック。

詳細を表示

ページが表示されたら、画面を下のほうにスクロールし「上級者向け設定」まで進みましょう。

英語版のサイトでは「ADVANCED OPTIONS」という表示になっています。

開発バージョンをクリックすると古いバージョンのプラグイン一覧が表示されます。

1世代前のバージョン(1.5)に戻したい場合は1.5を選択し右側の「ダウンロード」をクリック。

バージョンを指定してダウンロード
バージョンを指定してダウンロード

これで旧バージョンのプラグイン「classic-editor.1.5.zip」を入手できました。

ダウンロードしたプラグインは.zip形式のファイルです。
解凍せずにこのまま任意の場所にいったん保存しておきます。

STEP
旧バージョンプラグインのインストール

WordPressダッシュボードで作業を行ってください。

プラグイン」→「新規追加」の順にクリック。

ページ上部にある「プラグインのアップロード」→「ファイルの選択」の順にクリック。

先程ダウンロードしたプラグインファイルを選択し「今すぐインストール」をクリック。

アップロードしたもので現在のものを置き換える」をクリック。

プラグイン一覧ページを確認します。

Classic Editorプラグインがダウングレードしていることが分かります。

かんた

以上でプラグインを旧バージョンに戻す作業は完了です。

プラグイン:サクサク指定のバージョンに戻す

手動が面倒だと感じる人向けにプラグインを使う方法も合わせて紹介します。

利用するのは「WP Rollback」というプラグインです。

WP Rollbackについて
WP Rollback(WPロールバック)はWordPress公式プラグインディレクトリーに公開されている無料プラグインです。サイトにインストールしているプラグインのバージョンを指定してダウングレードできる利便性の高いプラグインです。

STEP
WP Rollbackプラグインの有効化

WP Rollbackは一般の無料プラグイン同様に管理画面からインストールし有効化できます。

プラグイン検索で見つからない場合は以下のリンクよりダウンロードしサイト上にアップロード後、有効化してください。

WP Rollbackをダウンロードする

STEP
バージョンを指定してダウングレード

WP Rollbackを有効化するとプラグイン一覧ページ上で各プラグインに「Rollback」と文字が表示されます。

プラグイン一覧

旧バージョンに戻したいプラグインにある「Rollback」をクリックします。

今回の例ではClass EditorプラグインのRollbackをクリックして進めます。

Class Editorの旧バージョン一覧が表示されます。

Installed versionと灰色に表示されているのが現在サイトで有効化しているバージョンです。

WP Rollbackプラグインのオプション

1世代前のプラグインにダウングレードする場合は「1.5」をクリック。

選択できたら画面の下に表示されている青い「Rollbak」をクリック。

確認の画面が表示されます。問題がなければ画面下の「Rollback」をクリック。

確認画面に表示される内容。

表示内容
Plugin Nameプラグインの名称
Installed Version有効化しているプラグインのバージョン
New Versionダウングレードするプラグインのバージョン
ダウングレード作業で表示される内容

プラグインの一覧ページ上でClass Editorが1.5にダウングレード出来ていることが確認できます。

かんた

以上でプラグインのダウングレード作業は終了です。

作業終了後はWP Rollbackプラグインは不要です。

プラグインのダウングレードが完了したらWP Rollbackプラグインは削除してしまって問題ありません。

注意
プラグインを指定のバージョンに戻す方法は、対象のプラグインがWordPres公式プラグインディレクトリーに公開されている場合のみです。プラグイン開発会社から購入した有料プラグインなどは今回の方法ではダウングレードできません。プラグインファイルに独自カスタマイズをしていた場合、この作業ではカスタマイズしていた内容を復元することができません。

ダウングレードしてもまたアップデートできる!

初心者

Rollbackプラグインでダウングレードしたプラグインって、またアップグレードできるの?

かんた

もちろん!

ダウングレードしたプラグインはプラグイン一覧ページに「新バージョンが利用できます。」と表示されます。

更新」をクリックするだけで最新バージョンにいつでもアップグレードできます。検証などの目的でダウングレードした場合、何度でもアップグレード→ダウングレードを繰り返せます。

WordPress本体を以前使っていた古いバージョンに戻す方法

WordPress本体を以前使っていた古いバージョンに戻す方法

WordPress5.7.1からWordPress5.6に戻す!そんな時に便利なテクニックです。

初心者

どんな場合に使えるの?

想定ケース

  • 最新バージョンにアップデートしたら不具合が発生した!
  • 検証目的で特定のバージョンにダウングレードしたい

プラグインを使ってWordPressを指定のバージョンにダウングレードする方法

この記事では「WordPress5.7.1」を「4.9」に指定してダウングレードしていきます。他のバージョンにもダウングレード可能ですので指定バージョンは自分の環境に置き換えて作業してください。

利用するのは「WP Downgrade | Specific Core Version」プラグインです。

プラグインの名称が長いので以後「WP Downgrade」とします。

かんた

WP DowngradeはWordPress公式ディレクトリーに公開されている無料プラグインです。ここ最近アップデートされていませんが、WordPress5.7.1→WordPress4.9.8へのダウングレードができることを確認しています。

STEP
WP Downgradeプラグインをインストール

自身のサイト上でWP Downgradeプラグインをインストールし有効化します。

WP Downgradeプラグインをダウンロード

STEP
ダウングレードするバージョンを指定

WP Downgradeを有効化した後、「設定」→「WP Downgrade」の順にクリック。

WordPress Target Version」にダウングレードしたいWordPressバージョンを入力。

WordPress4.9.8を指定したいので「4.9.8」を指定しました。

その他のオプションは一切選択していません。

変更を保存」をクリック→「Up/Downgrade Core」をクリック。

ページが移動したら「バージョン4.9.8-jaを再インストール」をクリック。

表示されるバージョンは指定したバージョンごとに異なります。

ダウングレードが完了するには数秒~10秒程度かかります。通信環境によっては数分程度かかることがあります。

何もせずそのままにしてけばOKです。

ダウングレードが完了すると画面が切り替わります。

無事指定したバージョンの4.9.8にワードプレスがダウングレードできました。

かんた

以上でWordPress本体を古いバージョンに戻す作業が完了です。

WP Downgradeプラグインはダウングレード作業完了後に削除して構いません。WP Downgradeを無効化してもダウングレードしたWordPressはそのままのバージョンです。

保守契約のあるクライアントサイトで特定のWordPressバージョンでエラーが出るなんてことは結構あります。WP DonwgradeはFTP要らず。特定のバージョンに戻して検証したい場合に最適な便利なプラグインです。

かんた

ちなみにWP Donwgradeはダウングレードだけでなく、指定したバージョンにアップグレードできる機能があります。

まとめ

プラグインとWordPress本体のダウングレード方法について解説しました。
便利なプラグインが出回っているので指定のバージョンへの切り戻し作業はそれほど難易度が高くありません。

Web制作事業者の方だとクライアントサイトでのトラブルシューティングで結構使えるテクニックです。ぜひ活用してみてください!

本ブログではWordPressでのサイト・ブログ制作・SWELLなどの有料テーマ、SEO関する情報を発信しています。

かんた

またの訪問をお待ちしてります!

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